『親子の体と心をととのえる「子育て整体」』と、著者である井上聖然(いのうえ・しょうねん)先生についてご紹介したいと思います。

 

青葉台のイチョウ並木道を少し歩いた閑静な住宅街の一角、玄関先のハーブやワイヤープランツの植え込みから「きづきかん・からだ教育研究所」という看板が顔をのぞかせます。そこが、著者の井上聖然先生の活動場所。整体や講座を行なっています。

 

初めて訪れた日、玄関を入ったとたん心地よさを感じました。お母さんと子どものにこやかな笑顔、あたたかい雰囲気。整体や講座の場というだけでなく、親子が集う憩いの場のようにも感じられました。聖然先生のやさしくて穏やかな表情と声に、心がおちつき、和み、思わずくつろいでしまいました。

 

きづきかんの整体は解決志向。からだの気持ちに耳を傾け、からだの要求が満たされるようにととのえます。また、講座は大人の整体だけでなく、骨盤、子育て、子どもの体、心理など多岐にわたります。「快育(R)」というリラックス子育てメソッドで、心地よい子育て・からだ育てを提唱しておられます。

 

わたしも一児の親ですが、日々忙しいことを理由(言い訳)にして、ついイライラしてしまいます…。わたしの体がカチカチだと知り、聖然先生は肩こり体操を教えてくださいました。不思議だったのは、肩そのものに働きかけるのではなかったことです。呼吸をととのえるのはもちろんですが、腕をねじったり、手首を反ったり、肩甲骨周辺のスジをのばしたりと、腕や背骨、わきの下を意識する動きだったのです。

 

肩こりの原因はさまざまですが、何日も続く慢性的な肩こりの場合、その背景に「食べすぎ」の問題が隠れていることがあると知り、さらにびっくり。わきの下の後ろの筋肉がかたくなっていたら、その可能性があるそうです…。

 

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本書では、親も子もおうちでできる整体を紹介しています。

 

・お母さんが整体で体と心をととのえる →体も心もラクになる →余裕が 生まれる →子どもを見守ることができる →子育てがラクに、ハッピーになる。

 

・子どもが整体で体と心をととのえる →おちつく →子ども自身が本来もつ「育つ力」がはたらく →子どもは自然に伸びていく。

 

・お母さんが子どもの体を触る →体をとおして心を感じる →理解が深まる

 

これが「子育て整体」と名づけた所以です。

 

ぜひ読者の皆様にも、体と心の心地よさを感じていただき、本書が親子ともに快適な日々を過ごす一助になれば幸いです。

(教育出版部)

 


【出典】『親子の体と心をととのえる「子育て整体」』 (PHP研究所)

 

【著者】

井上聖然 いのうえ・しょうねん

きづきかん・からだ教育研究所代表。

1961年生まれ。指圧・鍼灸師免許取得後、氣道(現NPO法人氣道協会)にて整体・心理指導を学び、指導者となる。NLP(神経言語プログラミング)プラクティショナー取得。からだを感じる瞑想の体験により、各種の技術を統合。オリジナルの整体指導を始める。整体指導と、こころとからだを育てる各種講座を開講。子育てで育てられている父親。著書に『母なる骨盤』『いのちにやさしいリラックス子育て』。

きづきかん・からだ教育研究所 http://www.kiduki-kan.com/