4歳4ヶ月(男の子)と7ヶ月(男の子)の兄弟の母です。下の子の出産を機に退職しました。

下の子を妊娠してる頃(上の子が3歳を過ぎた頃)から、上の子に対してしかる回数、厳しさ(キツさ)が増し、今の状況など「虐待してしまっているのでは??」と思えるほどにエスカレートしてしまい、苦しいのです。

 

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上の子は、もともと落ち着きがなく常に走り回り、周りのお友達に比べると感情の浮き沈みがかなり激しいタチです。人の話を集中して(落ち着いて)聞くことが苦手です。声も叫び声がよく出ます。他動性なのでは?アスペルガー症候群なのでは?と心配してしまう程です。それでも、3歳になるくらいまでは、どんなに厳しくしかるときでも、叩くということは全くありませんでした。この時は、叩きたい欲求を抑えていたわけではなく、叩くことなど考えもしませんでした。

 

私自身も親に叩れたことはなかったですし、周りのお母さん達が「ついペチンとしてしまうことがある」なんて聞いてても、まさか自分が今のように子供を叩くようになるなど思いもしませんでした。おこってやらせるのではなく、本人がその気になるように誘ってみたり話しかけたりなど、なるべく冷静に対応していたのに。

 

はっきりといつからかは覚えていないのですが、下の子の出産後くらいからだと思います。上の子を叩くようになってしまいました。また、下の子を抱っこしていて両手がふさがっている時には足も出てしまいます。原因は、本当に些細なことです。着替えをいつまでもしなかったり、体をかきむしって(アトピーなので痒くなってしまうのです。)いたり、歯磨きに来なかったり、お風呂に来なかったり。何度優しく(普通に)声をかけても、本人の耳には届かないようで、つい声を荒げてしまいます。それでも生返事ばかりだと、前述の手や足が出てしまいます。これを毎日毎日、幾度となく繰り返してしまうのです。言葉も、どんどんエスカレートしてしまいます。

 

主人は仕事が忙しく毎日夜中に帰ってくるので、平日はほとんど話をする事がありません(仕事へ行く前のほんの数分くらいです)。

 

もしかしたら、そのストレスで上の子に「やつあたりしてしまっているのかも」と思うと、かわいそうでなりません。上の子はとっても優しくて、こんな母親なのに「ママ大、大、だーい好き」なんて言ってくれます。 私も落ち着いている時は「最近、怒ってばかりでばかりでごめんね。ママも大好きなんだよ。」と素直に話せるのですが……。

 

こんな優しい心をキズつけてしまっていると思うと、申し訳ない気持ちでいっぱいです。また、こんな状況で育っている下の子のことも心配です。「今度ママが怒ったら、怒ってる顔をポイしてあげる。にこにこ顔がいいよ。」と上の子に言われた時は、泣いてしまいました。

 

もう怒ってばっかりの毎日を抜け出したいです。なんとか「忍耐」を身に付け、怒りそう(手や足が出そう)になったら気分転換をしたいのですが、何かいい方法があったら教えてください。

 

(女性、専業主婦)

 
◎孝子先生からのアドバイス◎

上の子はとっても優しくて、こんな母親なのに「ママ大、大、だーい好き」なんて言ってくれます。私も落ち着いている時は「最近、怒ってばかりでばかりでごめんね。ママも大好きなんだよ。」と素直に話せるのですが。…お母さんのこの文章を読んで、「良かった」って安心したのが、今の正直な気持ちかな。

 

子育てに追われ、忙しく大変な毎日の中で、思うようにいかず、お子さんに手をだしたくなるのは、お母さんだけでなく、誰もがあることだと思います。

 

でも、エスカレートしたくなるのはその場の感情だけ。もっと、お母さんの奥底にある大切なことをたえず、思い出し、振り返ってみて!

 

大切なこととは、上記のお母さんのような気持ち。どんなことがあっても、わが子を「愛している」という気持ちだと思いますよ。それは、誰にも負けない強い強い愛の母子一体感です。

 

お子さんのこと、叩きたくなった時、すぐ、叩かず、ぐっとこらえて、どうしてお子さんは言うことをきかないのかなあと考えてみてくださいね。そうしたら、お子さんの心の叫びが聞こえるかも? きっと、お母さんのことが大好きな上のお子さんは、弟にお母さんを取られたようで、不安で不安で反抗しているのかもしれませんよ。「弟のお世話で忙しそうだけれど、僕のことも愛して! ぼくのことも見つめて! もっとかまってよ…」なんていう声が私には聞こえてきます。

 

大好きなお子さんのこと、とにかく無条件でいっぱいいっぱい抱きしめて、「大好きだよ」っていってあげてください。1回叩いてしまったら、5回は抱きしめることをしてあげてください。そうしたら、きっと、叩いていたことがウソのような楽しい日々がやってくると思いますよ。

 

本来のご自分にもどって、優しくなってくださいね。お母さんならできます!

 

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斉藤孝子 さいとう たかこ

1963年生まれ。 シングルエイジ教育研究会 主任研究員。
1990年から1992年の2年間、衛星チャンネルで公開授業を放映。各種雑誌での執筆の傍ら、幼稚園などの研修や教材開発を手がける。かぞくの雑誌「きらら」、シングルエイジ教育誌に連載。
『幼児は表現の天才』(アドア出版)、『母と子と先生と』(創教出版)、『生き方の原理原則を教える道徳教育』(明治図書)などにも執筆。2児の母。