私が子どものとき、母に甘えたいと思っていつもしていた行動は、正座した母のひざの上に頭をのせることでした。

 

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「楽しい」「嬉しい」ときは、顔を上に向けて、「悲しい」「怒ってる」ときは、顔を下に向けて。

上を向いているときは母の笑顔が、下を向いているときは優しく頭をなでる手が、私に元気と勇気をくれました。

 

母がひざの上でしてくれる耳掃除も大好きで、一度びっくりするほど大きい耳垢がとれたことがあり、大笑いしました。

それ以降、

「大きいのとれた?」「どうかな~」

「大きいのとれた?」「ん……」

「大きいのとれた?」「とれません!」という会話を、

何度か繰り返したそうです。

 

きっと子どもって、お母さんが笑ってくれた、喜んでくれたことは、何回でも、何十回でもしたいんですよね。

 

大人になった今でも、母が正座をしてテレビを見ていると、その上に頭をのせたいなという衝動にふとかられるので、本当に不思議です。

私にとって母のひざは、なんとも言えぬ癒しのパワーをもっているようです。

 

「PHPのびのび子育て」6月号の特集テーマは、子どもが変わる「甘えさせ方」。

甘えさせるとわがままにならない?

甘えさせるのと甘やかしの違いは?

そんなお母さんの疑問に応える1冊になっています。

(郁)

 

 

「PHPのびのび子育て」は、未来を担う子どもたちの健全な成長と幸せを願って発刊している月刊誌です。6月号は5月10日発売です。