「すぐにモノがたまってしまう」「片づけるのが面倒くさい」。その理由は、心の中にあった!気鋭の精神科医が、あなたを片づけ上手にする方法を教えます!

 

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「なぜかモノをためてしまう」人の心の中

 

片づけられない人の多くは、物事を後回し、あるいは「とりあえず」で済ませてしまう傾向にあります。きちんと片づけるには、それが自分の人生に必要なのか不要なのかを決める必要がありますし、さらに選別した後にも「何をどこに置くか」「どのような管理をするか」を決めなくてはいけません。

 

つまり片づけとは、「決断の連続」なのです。

 

ためこみやすい人は特に過去との決別が苦手な傾向にあり、自分自身と向き合うことや何かを決断することを延期し続けている人だといえるでしょう。

 

片づけると、ココが変わる!

 

散らかった部屋にいると、頭の中も整理されない情報が乱雑に散らばっているような状態になり、いつも何かに追われているような落ち着かない気持ちになりがちです。

 

片づけに限りませんが、したほうがいいとわかっていること、すべきだと思っていることをせずにいると、自分のことをダメな人間だと思い始めたり、色々なことに消極的になり、徐々に自信と活気を失っていくのです。

 

部屋を散らかったままにしておくのは一見とても楽なように見えますが、実は私たちが想像する以上に心理的な負担となっていることが多いのです。

 

実はためこんでいたモノはその人の人生を象徴しているかのように自分と同化し、物理的にも心理的にも圧迫されているように感じてしまうものなのです。

 

しかし「いつかやらなければ」といつも心のどこかで思っていたことが片づけば、色々なことに積極的に取り組めるようにもなりますし、普段の生活でも管理するモノが減ることで日常生活がスムーズに送れるようになります。何より、自分の部屋・自分自身を肯定的に見ることにもつながっていきます。

 

また、いつも途中で投げ出していた自分というセルフイメージにも変化が起き、今まで避けていたこと、たとえば家事や仕事などに対しても、新しく何かを始める気持ちも湧いてきやすくなるのです。

 

片づけによって手放すのはモノだけでなく、かつての恋人との思い出や引きずっていた失恋の痛手、様々な人間関係で生じたしがらみや過去の自分とそれを縛り付けていたモノとの決別なのです。

 

人が自分自身の過去に執着するのは、ある意味で仕方のないことかもしれません。しかしモノと同化してネガティブな過去をいつまでも抱え込んでいる必要は、どこにもないのです。

 

これまでにためこんでいたモノを少しずつでも片づけることで、自分自身の過去やそれまでのセルフイメージと決別し、イメージを一新して新しい人生を軽やかに歩めるようになるのです。

 

ためこまない心理テク1

「もったいないと思う気持ち」から見直そう

 

冒頭に、片づけられないのは「決められない」 ことが大きな原因だと書きました。

 

実は案外多くの人が「捨てる」ことに罪悪感を抱き、本当はもう不要だとわかっているのに捨てることができないと言います。

 

「不要である」ということはすでに決まっているのに、どうして捨てられないのでしょう?

 

「モノを粗末にしてはいけない」「もったいない」という気持ちがあるからです。モノを大切にする気持ちの何がいけないのかと言いたくなるかもしれませんが、本当に「もったいないこと」は何でしょうか?

 

モノをためこんでさえいれば、捨てたことにはならないかもしれません。

 

しかし使うこともなくためこまれたモノは、もはや本来の機能を果たしてはいないのです。

 

自分がためこんでいるモノがただのガラクタにすぎないと気づくまで、「もったいない」という言葉に縛られ罪悪感を抱き、モノをためこむほうが精神衛生上とても「もったいない」状態だといえるでしょう。

 

たとえ捨てる罪悪感を回避できても、片づかないという不快感や心理的な負担は残ります。

 

また、捨てるのに抵抗があるからと人に譲るつもりでためこんでしまう人がいますが、そもそもそれはあなたが不要と感じた時点で「他の人も必要としない」可能性があるものです。

 

捨てる罪悪感を回避するための言い訳をやめて、「捨てない」ことが本当に素晴らしいことなのか、今一度考えてみる必要があるでしょう。

 

ためこまない心理テク2

まずは「負担がない片づけ」を繰り返す

 

すべてを一度に片づけたり処分を決めようとすると、ほとんどの人は時間が足りず途中で止めることになり、かえって散らかった状態をそのまま放置してしまうことが少なくありません。

 

自分が片づけられるペースや量を把握していないことが原因なのですが、「いつかやろう」と思っている人は「やればできる」という思考も同時に保持しているため、自分の実力を過信してしまう傾向にあるのです。

 

普段片づけ慣れていない人が、いきなり広いスペースに手を出すのは危険です。

 

まずはテーブルの上から不要なモノ、たとえば置きっぱなしにしている空のペットボトルなど明らかに「ゴミ」だと思えるモノを捨てるところから始めましょう。

 

あるいは「これから10分だけ掃除をする」「これから20個だけモノを捨てる」というように、時間や片づけるスペース、アクションを設定し、「決してそれ以上 (それ以外)は行なわない」というように決めてしまいましょう。

 

体力が余っているように感じても、決してそれ以上行なわないことがポイントです。

 

掃除や片づけでへとへとになったり中途半端に終わらせたりした経験は、次に片づけを行なうときに腰を重くしてしまいます。できるだけ「負担がない片づけ」を繰り返して自分を慣らし、片づけのイメージを変えていくことが大切なのです。

 

完璧にすべてを片づけようとせず、最初からあえて中途半端で終わらせる勇気を持ちましょう!

 

片づける習慣・ゴミを選別して捨てる習慣を最初に身につければ、その後のステップにつなげていきやすくなります。

 

ためこまない心理テク3

部屋を「心を休ませる空間」に変える

 

部屋を片づける際、一番大切にしてほしいのは「心地よい空間にする」ことです。

 

自分の好みやニーズに合った部屋づくりをすれば、日常生活のストレスは緩和され、休日や帰宅した際にも「心休まる部屋」になるからです。

 

ただ寝るためだけの部屋、まるで物置のような部屋になっていませんか?

 

部屋は生活を支えるもの、人生の基盤でもあります。日々の生活をどれだけ快適に過ごすかで、心身の受けるストレスには大きな違いが生まれます。あなたの部屋はあなたをあたたかく迎え、英気を養い、時にあなたを守ってくれる大切なスペースです。

 

「居場所がない」と感じている人には、文字通り自分が安心して過ごせる場所がありません。

 

また、自分の好みではないモノ、今の自分に合っていないモノが部屋を埋め尽くしていると、自分らしさを見失ってしまいます。

 

個人的なスペースは本来、あなたが本当に気に入っているモノ、必要としているモノだけを置くスペースであるべきです。そこは「あなたのためだけ」 のスペースだからです。

 

あなたは、自分を心から大切な存在だと思っていますか?

 

もしそうなら、決して乱雑な部屋に自分を住まわせたりはしないでしょう。

 

あなたにとって一番大切な人と同等に自分自身を扱えば、あなたはもっと色々な人に愛され大切にされるはずですよ。

 

まずは、あなたの部屋をあなたに相応しい空間に変えることから始めましょう。

 

[著者紹介]

ゆうきゆう

精神科医。ゆうメンタルクリニック総院長。『やりたいことをぜんぶ実現する方法』(海竜社)ほか著書多数。都内各地で運営する院は「心安らげるクリニック」と評判が高い。

上野院 03-6663-8813 上野駅0分

池袋東口院 03-5944-8883 池袋駅東口1分

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rakuru201412.jpg「PHPくらしラク~る」は主婦が何気ない毎日をラクに楽しく過ごせるように応援する生活情報誌。2015年8月号の特集は<捨てられない人の「片づけ」革命>です。

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