子どもの学力アップのために、子ども本人から勉強を教えてもらいましょう!『子どもを志望校に合格させる親の習慣』の一部をご紹介します。

 

 

子どもに勉強を教えてもらう

 

子どもに知識を身につけさるためにお勧めなのが、お父さんやお母さんが、子どもから逆に勉強を教えてもらうこと。つまり子どもの知識をアウトプットさせることです。

 

学校の先生や塾の講師は当然勉強ができますが、もともと勉強できるから教えているわけではなく、人に教えているうちにどんどん勉強ができるようになっていっているのです。この原理は子どもにも当てはまります。

 

ですから子どもにも、覚えた知識を積極的に人に教えることをさせたほうがいいでしょう。たとえば子どもが宿題をしていたら 「どうやってやったの?」などと聞いてみるのです。

 

子どもはやり方を教えてくれるでしょうが、ここで大事なのは、そこでもし子どもの答えが間違っていても、すぐに指摘しないことです。

 

子どもの言う通りに親も声を出しながらやってみて、答えを出したら 「これで合ってる?」 と子どもに確認します。そうすることで、子どもが間違いに気づく可能性はぐんと上がります。そして自分でやり直し、その結果、正解を出せるようになるのです。

 

「間違える」ことは、決して悪いことではありません。むしろ経験させるべきです。間違えたときに、どんなやり方をすれば正解が出せるのかを自分で考えることで、子どもの学力は上がっていくからです。

 

教えるのが下手な先生は、子どもがやり方を間違った瞬間に 「ストップ!」などと止め、そこで正しいやり方を教えてしまいます。これでは、子どもはどうしたら正しいやり方ができるのかがわからないままなので、いつまでたっても自力で正解にたどりつくことはできないでしょう。

 

お父さんやお母さんにも経験があるのではないでしょうか。教習所での車庫入れや、料理の味付け......何度間違ってもそのたびに自分で考えたからこそ、身につけることができたはずです。

 

「そこでストップ!」と子どもの思考や行動を止めてしまうことがないよう意識することが大切です。

 

最後にこの考え方を応用した、子どものやる気を高めるワザを紹介します。

 

あえて勉強の邪魔をしてみるのです。

 

たとえばペットボトルで軽く机を叩いたり、バッグのなかのビニール袋をガサガサ鳴らしたりしてみましょう。

 

「集中できないからやめてよ!」と子どもが言ったなら、それはむしろやる気が生まれた証拠。繰り返し邪魔をしてやる気をあおってみるのもお勧めです。

 

静かになったとき、子どもは集中して勉強に取り組むでしょう。

 

話が少しそれましたが、私がこの項で言いたいのは、人に教えるなかで、間違いをして、それを克服する。だからこそできるようになる、ということ。この構造を意識して子どものアウトプットカを高めていってあげましょう。

 

point:親は、子どもの知識を披露する相手と考えよう

 


 

【本書のご紹介】

 

 

子どもを志望校に合格させる親の習慣


『子どもを志望校に合格させる親の習慣』

「東大合格請負人」として教育界で注目を集める人気講師が、子どもに本当の学力をつけさせるために必要な家庭での習慣を解説。

 

【著者紹介】

時田啓光(ときた・ひろみつ)

株式会社合格舎代表。東大合格請負人。

1986年山口県生まれ。京都大学大学院理学研究科修士課程(数学・数理解析専攻)修了。大手予備校に所属することなく、口コミや数え子の紹介などにより、家庭教師や塾講師として延べ1200人以上の生徒を教えてきた。偏差値35の高校生を1年2カ月で東大現役合格へ導いた実績を持つ。2014年には『中居正広のミになる図書館』(テレビ朝日系)で、自分の力で問題解決を図る独自の指導哲学が紹介され、大きな反響を呼んだ。メディア出演のほか、全国の高等学校などで講演活動を行っている。

著書に『東大の入試問題で「数学的センス」が身につく』(日本実業出版社)がある。

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