赤ちゃんが泣きやまない、寝てくれない......そんな悩みを抱えるお母さんにおすすめの1冊をご紹介します。

 

 

 

 

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知らないでいること、知識の不足は、時に結果を大きく左右します。

知らないから、できなかった。知っていれば、そんなことにはならなかった。

さまざまな事件のニュースにふれるとき、そんなコメントを耳にすることがよくあります。しかしそれが、子どもに関することであったなら......。

 

親が子どもに手を上げてしまい、不幸な結果を招く事件が、しばしば起こります。ほとんどの親が「子どもが泣きやまないので、ついカッとなってやってしまった」「しつけのつもりだった」と、その理由を語りますが、以前の私はそれを、後づけの言い訳にすぎないものだと軽く考えていました。

ところが、総合病院の新生児集中治療室(NICU)に勤務していた頃、親しくなったご両親から、退院後にあるお話を聞いて、とても驚きました。

それは、「あまりにも泣きやまない子どもに感情的になって、ついふとんに放り投げてしまった」というものでした。愛情深く、温厚なご両親でしたから、まさしく絶句してしまったのを覚えています。

これは、一部の人たちだけの問題ではありません。調べるほどに浮かび上がってくるのは、赤ちゃんに泣かれることで責められているように感じ、精神的に追い詰められていく親たちの姿です。私は、「赤ちゃん(子ども)がどうして泣くのか」「どうすれば泣きやむのか」について、具体的に教えてくれる人や機会があまりにも少ないことに、大きな問題があるのではないかと感じはじめました。

 

昔は、家におばあちゃんがいるのが普通でした。赤ちゃんが泣けば、お嫁さんや娘さんは、その場その場で「こうするのよ」と対処の仕方を伝授されていたものです。けれど最近は、おばあちゃん自身が対処法をあまりよく知らなかったり、ほとんどの家庭が核家族化して、おばあちゃんがいなかったりするのが現実です。

かつて、おばあちゃんから伝えられていたのは、泣いている赤ちゃんを前にした実践的な知恵であり、言葉で説明するのは難しいものです。だからこそ、「どうして泣くのか」「どうすれば泣きやむのか」について、論理立てて書かれた本がこれまでほとんどなかったのでしょう。

 

赤ちゃんは、どうして泣くのでしょう。

まずは、その理由や仕組みを知ることで、赤ちゃんを泣きやませ、夜泣きを改善して生活リズムを安定させる、そんな、赤ちゃんがゴキゲンに過ごせる毎日につなげていってほしいと思います。

「どうすれば泣きやむのか」という「泣きやませ方」はいろいろありますが、それらは、「どうして泣くのか」という原因と結びついて初めて効果があるものです。

本書を通して「そうか。だから、こうすればいいのか」と、赤ちゃんが泣くことの原因とケアの方法を知ることで、赤ちゃんもママもパパもぐっすりと眠れて、ストレスや不安のない毎日を送っていただければ幸いです。

 

(「はじめに」より)

 

 


 

 

【本書のご紹介】

 

 

 

赤ちゃんが泣かずにぐっすり眠ってくれる方法

 

『赤ちゃんが泣かずにぐっすり眠ってくれる方法』

赤ちゃんが泣くのには理由があります。原因を知れば夜泣きもぐずりも怖くありません。0~4歳それぞれの月年齢に合わせた対応法を紹介し、赤ちゃんとママを安眠に導きます。
※家庭直販書です。一般書店では販売していません。


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【著者紹介】

小山博史(こやま・ひろふみ)

医学博士。日本小児科学会小児科専門医。生馬医院副院長。東京医科大学卒業後、和歌山県立医科大学小児科へ入局。岸和田徳洲会病院新生児科・新生児集中治療部(NICU)部長等を経て現職。著書に『赤ちゃんとママがぐっすり眠れる安眠レッスン』(ナツメ社)がある。夜泣きに悩む両親に向けた情報サイト「初めての子育て」でのアドバイスで多くの支持を得ている。