子どもは親を見て育ちます。さて、あなたはお金持ちになれる人となれない人の違いがわかりますか?

( 『一生お金に困らない子どもを育てる45のルール』より一部抜粋)

 

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親自身がまず反省。お金持ちになれる人、なれない人、一番の違いとは?

 

お金の教養とは、幸せの教養。まず、子どもに教えていただきたいのは、この点です。

 

お金について知れば知るほど、体験すればするほど、お金を殖やすことができ、それによって自分のことも周囲のことも幸せにできるというわけですね。

 

では、お金持ちになれる人、なれない人、もっといえば幸せなお金持ちになれる人と、なれない人とでは何が違うのでしょう。

 

結論からいいましょう。

 

得たお金をすべて消費に使ってしまう人は、お金持ちになれない人。得たお金を消費と投資に分けて使う人は、お金持ちになれる人です。簡単ですね。

 

お金をつくり殖やす、という発想を持たせるために、これは非常に重要なポイントです。

 

前に、家のなかで子どもにアルバイトをさせて、お小遣いを支払うことをすすめました。これは、自分でお金をつくるということの原点になります。あるいはお小遣いを報酬制にすることに抵抗があるのなら、せめて、すべてを消費に使わないようにと早いうちに教えてあげてください。

 

子どもがお金を手にしたその瞬間に、そのお金の使い道についても教えてあげるのです。

 

オモチャが欲しい、洋服が欲しい、お菓子が欲しい......。

 

大人だって物欲を抑えるのは大変なのですから、当然、子どもであればなおのことです。親が「消費=欲しいものを買うこと」と「投資=お金を殖やすこと」というお金の2種類の使い道を教えなければ、手にしたお金をすべて使ってしまうでしょう。

 

少ししっかりした子なら「半分を貯金する」なんていいだすかもしれませんが、そこで「ウム、堅実でよろしい」などと納得してはいけません。半分とっておいたところで、それをタンスや銀行にしまっていても殖えることはない、ただしまいこんでいるだけです。

 

それよりも、お金の勉強をすることで、お金が殖えていく、いつかあなたがより大きな夢を叶えたいと思ったときに助けになるような方法があるのだと教えてあげてください。

 

子どもは、何においても親の姿を見て育ちます。そういう意味では、やはり、親自身が消費と投資とをきちんと分けられるかが、まず問われますね。

 

お給料の大半が月末にはきれいになくなっているという方、その消費は、本当に必要な消費なのでしょうか?

 

たとえば、会社帰りに同僚と酒を飲む。たまにはいいかもしれませんが、会社や上司の文句をいって憂さ晴らしをするだけの酒席に、週に何度もお金を費やすのは、無駄遣いとはいえませんか。「憂さ晴らし」というのなら、そもそも憂さを晴らさなくていいようにストレスマネジメントをすることも、じつは、お金の教養の一部です。

 

往々にして、ストレスが溜まると、人は無駄遣いに走ります。パーッとお金を使うのは、たしかに気持ちがいいものですからね。でも、その束の間の憂さ晴らしが、将来の大切な糧を食い潰すことになる......と考えるとどうでしょう。

 

国債を買う、企業の株を買う、投資信託を買う......投資の形もさまざまなら、見込める利益も、投資の形によってさまざまです。投資にリスクはつきものですから、時流を見誤って失敗すれば、損をする場合もあります。

 

でも、そのリスクのなかでも、ほんの少し頭を使えば、より確実にお金を殖やせる方法はたくさんあります。そこで必要なのは、今までは無駄遣いしていた分のお金と、「知識・体験を蓄積しよう」という意志、この二つだけです。何も無理をする必要はなく、すぐにでも用意できるものかと思いますが、いかがでしょう。

 

仮に月に浪費してしまうお金が5万円あったとします。1年分にして60万円。この60万円で配当利回り3パーセントの株を買えば、年に1万8000円が労せずして手に入ることになります。これを10年間続けたら、18万円になりますね。おまけに、株価が値上がりする場合もあります。もちろん値下がりするリスクもあります。そこが大事なのですが、知識の貯蓄と失敗・成功の経験によって、投資のスキルを磨いていくのです。

 

同じ60万円を、消費に使えばゼロ、銀行に預けたら、仮に年0.02パーセントの利子として1200円、しかし確実な投資に回せばゼロにはならず、銀行預金とは比べものにならないくらい大きな額になります。

 

こうして並べてみると、ちょっと無視できない違いだと思いませんか。

 

端的にいえば、こういうことです。10年で相応にお金を殖やすか、10年で相変わらずゼロか。この違いが、すなわち、お金持ちになれる人となれない人との違いです。この違いこそ、子どもにも早く教えるべきではないでしょうか。

 

osusume.gif お金に困らない子どもを育てる!欧米では当たり前のお金教育

どっちが得?現金vsクレジットカード

「金持ち老後vsビンボー老後」の分かれ目って?

 


 

【本書のご紹介】

 

一生お金に困らない子どもを育てる45のルール

 

『一生お金に困らない子どもを育てる45のルール』

お小遣いは「お手伝いの対価」とする。お年玉は米国債や優良企業株であげる。将来お金に困らない子を育てる、超実用的な箴言集。

 

【著者紹介】

 

 

菅下清廣(すがした・きよひろ)
スガシタパートナーズ株式会社 代表取締役。国際金融コンサルタント、投資家。立命館アジア太平洋大学 学長特別顧問。ウォール街での経験を生かした独自の着眼点、波動理論で相場を先読みし、日本と世界経済の未来を次々と的中させてきた「富のスペシャリスト」として知られる。「経済の千里眼」の異名を持ち、政財界に多くの信奉者を持つ。大好評『今こそ「お金の教養」を身につけなさい』(PHPビジネス新書)他著書多数。