上手に隠して、すっきり暮らす!整理収納アドバイザーの村上直子さんに、「モノを隠す」コツを教えていただきましょう!

 

 

「隠す」とは、ちらかったモノを見えなくするために、収納庫や収納家具などにつめ込むという意味ではありません。家族みんなが、何がどこにどのようにあるか、わかりやすく使いやすく、生活感を見せないように収納することです。

 

隠す収納のコツは、次の3つです。

 

1.家具の下や扉裏の見えにくい位置に隠す

2.デッドスペースに隠す

3.わかりやすく隠す

 

つまり、隠すとは、目線の届かない見えない部分を有効に使って収納することです。

 

我が家では、テレビボードの下に子どものおもちゃがあり、その隣には読みかけの本やゲーム機がかごに入って置かれています。おもちゃはトランクに入っているので、遊びたいときはそのままとり出して持ち運ぶことが可能。移動しやすいケースに入れておけば、掃除の際も邪魔になりません。

 

ソファ横の死角となる部分には、木箱に入れた子どもの図鑑などを収納しています。リビングからは、一見して見えない場所ですが、ふたのない木箱に入っているので、子どもたちは調べたいときに手軽にとり出して、すぐに調べものができます。また、木箱にはキャスターがついているので、ダイニングテーブルで勉強している際も、かんたんに移動できるのです。

 

こうしたちょっとした隙間は手軽に有効活用しやすいのですが、問題は収納庫。スペースがあり、人に見せずに済む部分だけについついつめ込みたくなります。急な来客があるからと、体裁を整えるためにリビングで見せたくないモノを急いでつめ込む。その結果乱れた収納庫を整える。このくり返しになってしまっては、ストレスです。

 

我が家のリビングにある収納庫にはDMや書類、文房具だけでなく、私のメイク道具、子どもの勉強道具や着替えなどが収納されています。収納庫のイメージから外れるモノもあるかと思いますが、これが我が家の暮らしに合っているのです。子どもたちが頻繁に使いますが、自分でかんたんに出してもとに戻すことができます。

 

見えない部分だからこそ、整理して収納することが大切です。慌ててつめ込むのはNG。隠す際のコツも片づけの基本と同じです。動線を考え、モノに合った収納を選ぶ。モノに優先順位をつけ、家族の暮らし方に合ったセットを作り、ラベルやシールでわかりやすくする。片づけが凝縮されたものが、隠す収納といえるかもしれません。お母さんだけでなく、家族みんなが使いやすく、戻しやすくしましょう。  

 

「見せない収納」のルールは、収納庫や棚の収納で力を発揮します。また、このあとに出てくる「まとめる」「吊るす」などの片づけキーワードも有効。こうしたコツやアイデアをフル活用して、上手に隠すことで、シンプルな部屋が作れるのです。

 

私は見えない部分こそきれいにしたいと思います。それは、ちらかったモノをつめ込んで隠していると、自分の心を隠しているような気がするから。自分の心も隠すことなく、素直でありたいと思います。

 

我が家もちらかるときはあります。でも、体裁を整えるために隠すことはしません。ちらかすときは、思いきり広げる。そして、そのあとに潔く整理するのです。とりあえず見せないために隠してしまうと、片づけが後始末になってしまい、楽しくなくなります。「片づけは楽しく」が村上流のモットーです。自分の気持ちも収納も、ダメな部分は隠さないことが大切です。疲れていて、片づけできないときは明日はがんばろう! と思えればそれでよいのです。

 

ポイント

・隠すとは、見えない部分を有効に使うこと

・見えない部分こそ、整理収納が大切

・隠す際は、「とり出しやすく戻しやすい」を重視する

 


 

【本書のご紹介】

 

子どもとすっきり暮らすシンプル収納ルール

 

『子どもとすっきり暮らすシンプル収納ルール』

子育て中は、家のなかを見直す絶好のチャンス! 雑誌で話題の著者が教える、ずっときれいで快適な状態が続く知恵と方法。

 

【著者紹介】

村上直子(むらかみ なおこ)

整理収納アドバイザー1級・2級認定講師。アフタヌーンティー・リビング勤務後、結婚& 出産を経て、現在、整理収納アドバイザーとして、コンサルティングやセミナー、雑誌などで活躍中。村上家のインテリアを見ながら収納と整理を学ぶ「おうちサロン」も人気。