いつもポジティブな書道家の武田双雲さんですが、心がけているのは気持ちを明るく保つことより、つねに前向きな受け止め方、言葉づかいをすることだそうです。

 

 

 

 

「明るく見えるメガネ」が人生を楽しく変える

物事の良い面がよく見える幸せな〝メガネ〟をかけるだけで、幸運体質になれます。

 

僕はつねづね、「物事はとらえ方次第」と言っています。でも、「わかっちゃいるけど、もともとネガティブな性格だから物事をポジティブにとらえることができない」という人もいるかもしれません。たしかに、性格はそうそう簡単に変えられるものではありませんね。しかも、ネガティブな感情というのはやっかいで、消そうとすればするほど強くなる。

そんなときに、いい方法があります。「明るく見えるメガネ」をかけるのです。たとえば、お財布の中に「500円しかない」と思うか、「500円もある!」と思うのか。このメガネをかけると、後者のとらえ方ができます。

「明るく見えるメガネをかけている」と思うと、物の見え方が本当に違ってきます。発する言葉も変わります。すると、脳がだまされて、自然と考え方がポジティブに変わるのです。

性格を変えたり感情を抑える必要はありません。ただ「明るく見えるメガネ」をかけるだけ。きっと毎日が楽しくなります。

 

NGワードをポジティブ・チェンジ!

つい口にしてしまうネガティブな言葉。でも、「明るく見えるメガネ」をかけると……あら不思議。心が、ぐっと軽くなりますよ。

 

しわ

→ビンテージライン

 

ランチはコンビニのおにぎりでいいや

→ランチはコンビニのおにぎりがいい!

 

あいにくの雨だ

→恵みの雨だ!

 

1日しか休めない

→1日も休めるんだ

 

ああ、毎日忙しい…… →ああ、毎日充実している!

 

これから、どうしよう……

→さあ、これから、どうする?

 

また失敗してしまった

→また成功の素を作ってしまった!

 

人生、思い通りにならない

→思い通りにならない人生って、なんだかワクワクする!

 

うちの子は優柔不断で……

→うちの子はやさしくて、物事をじっくり考えるタイプなの

 

価値観の不一致

→価値観が違って、おもしろい!

 

「明るく見えるメガネ」をかけたら、まず思い込みや先入観は捨てよう。とにかく、とらえ方も発する言葉も明るいものに変えよう。これは訓練です。続けているうちにクセになりますよ。

 

ネガ→ポジチェンジの4カ条

前向きなものの見方の極意を紹介します。

 

 第1条  新鮮に見える「はじめてメガネ」をかける

目に映るものすべてを「今日はじめて目にした」つもりになればつねに新鮮な気持ちになれます。

 

「コンビニのおにぎり〝で〟いい」を「コンビニのおにぎり〝が〟いい」に変換したように、「で」にはネガ、「が」にはポジの意味が込められています。人から「あなたでいい」か「あなたがいい」、どちらを言われたらうれしいかを考えると、わかりやすいかもしれませんね。

「で」と言ってしまう心の底には「◯◯だったらいいのに」という不満が潜んでいます。でも、「◯◯だったら」と思っている限り、いつまでたっても満足できません。

幸せを感じたいなら、まずは目の前のものに満足すること。そこでおすすめしたいのが「明るく見えるメガネ」のうちの一つ、「はじめてメガネ」。目の前にあるものを「はじめて見た」ことにするメガネです。コンビニのおにぎりをはじめて見たとき、「どんな味かな」と興味津々で食べるのが楽しみだったのでは? そして、ワクワクしながら食べたら、おいしかった。それです。

「はじめてメガネ」をかけると、目の前のものが新鮮で魅力的に見えてきます。心の中にじわじわと幸せが満ちてくるはずです。

 

 第2条 心が明るくなる「マジックワード」を使う

双雲さんが大切にする「感謝」の気持ち。使うと明るい気分になれたり何事にも感謝の気持ちを持てるとっておきのフレーズがあります。

 

メガネをかけ替えてもネガティブな気持ちが消えない。そんなときは、すぐにネガ↓ポジ変換できる3つの「マジックワード」を使います。

1つめは、「おかげで○○できる」です。たとえば、トラブルで鉄道のダイヤが乱れ、自分が乗っている列車も止まってしまった。ついイライラしがちですが、「列車が止まったおかげでゆっくり本が読める(またはスマホのゲームができる)」などと考えれば、その時間を楽しめるでしょう。このように「おかげで○○できる」を使えば、感謝の気持ちがわいて、自然とポジティブになりますよ。

2つめは、「だからこそできること」。「お金がない。だからこそできること」、「なかなかやせない。だからこそできること」というようにです。するとだんだん、気持ちが前を向いてきます。そう、この言葉には希望が感じられるため脳がだまされて、「お金がない」「やせない」ことをプラスに感じられるようになります。

3つめは、「聖なる」。身の回りのものにこの言葉をくっつけるのです。朝、顔を洗ったとき、「聖なるタオルで顔を拭く」とつぶやいてみてください。いつも以上にすっきりさわやかになれます。玄関で「聖なる靴をはく」と唱えると、会社までの足取りが軽くなります。「聖なる」が脳にポジティブ・マジックをかけてくれるのです。

 

 第3条 「ある幸せ」と「ない不幸」をカウントする

「明るく見えるメガネ」で、いまある幸せを数えると毎日が楽しいことであふれていると再認識できます。

 

人間は、つい「ないものねだり」をしがちです。でも、「ない」ことばかりに気が向いていると、身の回りに「ある」幸せまで見えなくなります。健康で、毎日おいしいごはんが食べられる。それだけでも、とても幸せなことなのに。

そんなあなたへの特効薬は「あるものリスト」です。身の回りに「ある」もの・ことを数えるだけでもいいのですが、できればすべて紙に書き出してみてください。寝る場所がある、ふとんがある、シャワーがある、自転車がある、近くに24時間開いているコンビニがある。何もないと思ったって、自分という体が、そして命があります。

そうやって数えていくと、たちまち「ある」もので紙がいっぱいになるでしょう。人は「ない」と思うとほしくなりますが、「ある」と思えば満足でき、さらに、おすそわけしたくなります。おすそわけは、余っているものをあげるので見返りを求めませんね。すると周囲の人はよろこんでくれ、自分も幸せな気分になれるのです。

それでもネガティブになってしまうときは、「起こったことのない不幸」を数えましょう。大病にかかったことがない、事故にあったことがない、飢え死にしそうになったことがない、など。数えるうち「自分はなんてラッキーなんだ」と気づきます。超ネガティブな人でも幸せを実感できる、秘策です。

 

 第4条 ありがとうの「先出しジャンケン」をする

人づきあいの基本は「和」の心。人間関係は、単純な勝ち負けで考えない。ありがたいことを見つけるメガネで先手を打って感謝の言葉をかけましょう。

 

もっともネガティブな感情を抱きやすいのは、人間関係においてかもしれません。そのネガティブのおおもとは、相手が自分の思うように動いてくれないことにあるのではないでしょうか。たとえ家族であっても、自分の思い通りにはならないものです。

ただ、そうは言っても不平不満を相手に伝えたくなることはあるでしょう。そんなとき、ぜひやってみていただきたいのがありがとうの「先出しジャンケン」です。

たとえば、夫にもっと家事を手伝ってほしいとします。その場合、「もっと手伝って!」と不満をぶつけるのではなく、先に感謝してしまうのです。「いつもお仕事がんばってくれて、ありがとう!」というふうに。つまり、先に相手を勝たせてしまうのです。

人間は、誰かに何かをしてもらうと借りを返したい、お礼がしたいという心理が働きます。ですから、自分が先に感謝をすれば、相手はそれに応えなければ、と思うわけです。逆に「〜して!」「〜しなさい」と言われると、よけいにやる気を失うのが、人間というもの。やっかいですね。

ありがとうの「先出しジャンケン」は、夫婦間に限らずすべての人間関係において有効です。不満を感じたら、自分から感謝するが勝ち。いいことがどんどん起こります。

 

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【著者紹介】

武田双雲(書道家)

1975年、熊本県生まれ。東京理科大学理工学部卒業。3歳より書家である母・武田双葉氏に師事し、書の道を歩む。大学卒業後、NTT入社。約3年間の勤務を経て書道家として独立。『人生に幸せ連鎖が起こる! ネガポジ変換ノート』(SBクリエイティブ)、『一瞬で幸せが訪れる天国めがねの法則』(KADOKAWA)など著書多数。

 

 


 

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