かわいい声を出したり、足を動かしたり......生まれて1ヵ月ごろの赤ちゃんのしぐさを、イラストとともにご紹介します。

 

足を床につけると歩く動作をする

 

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ふしぎ! 足が勝手に動くよ

まだ首もすわっていないし、おすわりもできない。当然、歩くことなんてできないはずなのに、ママやパパにわきの下を支えてもらって、足の裏が床にふれると、「パタ、パタ、パタ」って、まるで歩くように足が動いてしまうの。

まだ「歩きたい」と思っているわけでもないし、そもそも足でからだを支えることもできないから、歩けるわけがないんだけどね。神様は、わたしにいろんな力を授けてくださって、この世に生まれたんだなと思う。

この動き、よほどおもしろいのかしら。ママやパパだけじゃなくて、まわりの大人たちは「すごい!」と感激してる。でも、いつでもできるわけじゃないから、ムリして何度もやらせないでね。

 

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Dr. 小西'sアドバイス

新生児に見られる原始反射のひとつで、「自動歩行」といいます。赤ちゃんは無意識に足を動かしているだけなので、練習させれば早く歩けると思ってもムリ。数カ月で消えるので、見られただけでラッキーだと思ってください。

 

「アーアー」「クークー」と声を出す

 

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あれ? 音が出る。おもしろい

大人たちは、「ことば」というものを使って、自分の気持ちを相手に伝えたり聞いたり、気持ちのやりとりができてうらやましい。わたしも早くお話しできるようになりたいけど、まだ、舌やくちびるの使い方がよくわからなくて、泣くことくらいしかできないの。シュン。

でも、たまに、のどの奥から「アーアー」とか「ウークー」という音がすることがあるの。ひょっとして、これがわたしのことば? 

おもしろいから、ひとりで「アー、クーン」って音を出して遊んでいると、ママが「あら、お話し上手ね」とほめてくれた。そうかしら?

せっかく「アークー」とお話ししても、放っておかれたらつまらない。「どうしたの?」と答えてもらえると、もっと言いたくなっちゃう!

 

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Dr. 小西'sアドバイス

これは「クーイング」といって、おしゃべりのはじまりといわれています。このクーイングに大人が受け答えをした場合としない場合では、受け答えをしたほうが長時間クーイングを続けるという実験結果もあるので、ぜひ答えてあげてください。

 

 

 

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【本書のご紹介】

 

 

 

ママ、わたしこんなこと思ってるよ

 

『ママ、わたしこんなこと思ってるよ』

赤ちゃんは何を思っているの? 赤ちゃんの表情やしぐさに隠された意味を、赤ちゃん目線の語りとユーモアあふれるイラストで解説する本。

 

【監修】

小西行郎(こにし・ゆくお)

1947年生まれ。同志社大学赤ちゃん学研究センター長/教授。京都大学医学部卒業後、福井医科大学、東京女子医科大学を経て現職。2001年、"ヒトのはじまりとしての赤ちゃん"を学際的に研究する「日本赤ちゃん学会」を創設する。日本赤ちゃん学会理事長。著書に『赤ちゃんのしぐさbook』(海竜社)、『赤ちゃんと脳科学』(集英社)など多数。

 

【イラスト】

横峰沙弥香(よこみね・さやか)

イラストレーター。愛息との日常を描いたイラストを写真投稿サイト「Instagram」内で投稿する。フォロワーは現在16万人以上。ファッション誌及びウェブサイトなど多方面で活躍中。著書に『まめ日記』(かんき出版)がある。