年齢を重ねても美しくありたい!蓮村誠先生に、その秘訣を教えていただきました。

 

 

50歳を超えても美しい女(ひと)

 

年齢を重ねても美しい女性というのは、どんな人だと思いますか?

クリニックにいらっしゃる方のなかにも、大変美しい方がいます。年齢は60を過ぎていて、お子さんも30歳を超えているような方ですが、本当にキレイ。

見た目の美しさももちろんですが、老けている感じがまったくないのです。

彼女のまわりにはいつも静寂な雰囲気が漂っていて、とても穏やかで、満たされている感じが伝わってきます。どんな人でも、いっしょにいるとしあわせを感じられるでしょう。

人は誰でも、その内面が外側ににじみ出ているものです。そして人は本来、歳を重ねるほどに穏やかになり、小さなことに動じなくなります。それが「内側がしっかり満たされている」ということだからです。

けれど今、緊張やイライラがにじみ出てしまっている人がとても多い。とても残念なことです。

50代からはぜひ、自分の内側を磨いてください。まず体質を整え、毒素を出す食生活を心がけましょう。すると、おのずと生命力が高まり、生き生きと内側から輝く女性になれるのです。

 

美しい女(ひと)は刺激を欲しない

 

30代、40代と体力のある時期にさまざまな刺激を求めて過ごしてきた方も多いかもしれません。

カフェイン、アルコール、辛いもの、油っこいものなどを夜中に食べたり飲んだり、食事はつねに外食で、不規則な生活で睡眠も足りていない……。あるいは子育てと家事に翻弄されて忙しく過ごし、自分のことをかえりみる間もなかったという方もいらっしゃるでしょう。

でも50歳を目前に控えたら、自分をどうか大切にしてください。本当に美しい人というのは、刺激を必要としません。

朝は早く目覚め、自分で食事をつくり、日中に活動し、夜は早めに就寝する。日々の暮らしをていねいにおこなっている人が、いちばん美しいのです。人から見れば、それは淡々と繰り返されるシンプルな毎日かもしれません。でも美しい人は自分の内側がしっかり満たされているので、外の世界に刺激を必要としないのです。

わたしたちは刺激を受ければ受けるほど、乱れます。そして刺激というのは快楽なので、クセになるのです。

では、なぜ刺激が欲しいのか。それは、自分の内側をきちんと満たしていないからです。

日々、規則正しく賢明に生きていれば、特別なことをしなくても自分がしっかり満たされるので、刺激を必要としなくなります。こころはつねに穏やかで満たされていて、人の目には「美しい人」と映るのです。

 

50歳を過ぎたら純粋性を育んで

 

ここで、50歳からの精神的な面について、お話ししておきましょう。

わたしたちのこころには、「純粋性(=サットヴァ)」「活動性(=ラジャス)」「不活発性(=タマス)」という3つの質があります。どんな人にもこの3つの質があるのですが、50歳からは「純粋性」を大切にしたい時期です。

ちなみに、ラジャスというのは何かを求める活動的な質で、タマスは反対に闇に包まれていくような質です。たとえば、人はタマスの質によって眠ります。

一般的にこの3つの質は、年齢によって優位性が変わります。

25歳までは不活発性、50歳までは活動性、そして50歳以降は純粋性が優位になります。そのため、幼い子どもはたくさん眠り、夢中になるとまわりが見えなくなりますし、20代、30代では刺激を求めて行動し、自分の欲しいものを手に入れようとする傾向があります。

そして50代を過ぎたら、人は純粋性を育む時期に入ります。穏やかさ、静けさ、やわらかさを大切にして育んでいく年齢です。やがて自分が満たされると、若い人たちに教える立場へと移行していきます。

純粋性を増やしていくことは、こころの成長にとって非常に大切。

日々穏やかで、周囲からも信頼される精神のもち主は、人生そのものも穏やかにスムーズに進めることができるようになるからです。

 


 

【本書のご紹介】

 

 

50歳から毒を出す女(ひと) ためる女(ひと)

 

『50歳から毒を出す女(ひと) ためる女(ひと)』

今までの人生を頑張ってきた50代の女性が、本来の美しさを取り戻すための食習慣を伝授します。人生を前向きに変える医学的処方箋!

 

【著者紹介】

蓮村誠(はすむら・まこと)

1961年生まれ。東京慈恵会医科大学卒業、医学博士。医療法人社団邦友理至会理事長。オランダマハリシ・ヴェーダ大学、マハリシ・アーユルヴェーダ認定医。特定非営利活動法人ヴェーダ平和協会理事長。東京慈恵会医科大学病理学教室および神経病理研究室勤務後、1992年オランダマハリシ・ヴューダ大学、マハリシ・アーユルヴェーダ医師養成コースに参加。現在、診療に当たる傍ら、マハリシ・アーユルヴェーダ医師養成教育、全国各地での講演活動、書籍執筆などマハリシ・アーユルヴェーダの普及に努める。 著書に『ファンタスティック・アーユルヴェーダ』(知玄舎)、『へこまない人は知っている』『〈ありのまま〉の自分を磨く』(春秋社)、『毒を出す部屋 ためる部屋』『ダメな睡眠 いい睡眠』『究極のデトックスレシピ』『病気にならない「こころ」と「からだ」のつくり方』(以上、PHP研究所)、『毒を出す食 ためる食』『毒を出す生活 ためる生活』『白湯 毒出し健康法』『病気にならない「白湯」健康法』『白ごま油ぬるだけ健康法』(以上、PHP文庫)、『DVD付き アーユルヴェーダ セルフマッサージ』『黄金のアーユルヴェーダセルフマッサージ』(以上、河出書房新社)、『きょうの毒出し』(主婦と生活社)、『脳の疲れをとる本』(中央公論新社)など多数。