ついつい「忙しい!」が口ぐせになっていませんか?

 

 

心の余裕をキープするのはとても重要

 

忙しいのに、「忙しい」と言わない人は魅力的です。

ほとんどの人は、「忙しい」と言っている人よりも、実際はそうであっても口に出さない人とつき合いたいし、一緒にいて楽しいと思うのではないでしょうか。

それは、時間の問題ではなく、心の余裕があるかないかの問題だと感じるからです。

早朝から夜まで分刻みで働く女医の友人がこんなふうに言ったことがありました。

「忙しいって言うのは、恥ずかしいこと。みんな忙しいのはあたりまえだし、それで“なにかができない”って理由にはならないでしょう?」

仕事と子育てをしながら、語学やスポーツ、旅行……と、やりたいことをつぎつぎに実現してきた姿からは、いつもエネルギーをもらうのです。

賢い人は、「忙しい」という言葉に、文字通り、心を亡くす力があるとわかっています。それを口にするほど自分を追い立てて、焦りやイライラがさらによくない状況をき起こすことや、人を遠ざけたり、傷つけたりしてしまうことを、わかっています。 心の余裕をキープするのは、とても重要なことなのです。心に余裕があれば、一つひとつのことを楽しむことができます。自分の都合を押し付けずに、人の話を聞いたり、人にやさしくできたりします。心の余裕をもつためには、「『忙しい』と言わないこと」のほかに、つぎのことをクセづけてはいかがでしょう。

 

【1】1日1回、自分のためだけの時間をもつこと

人と接して、だらだらと忙しくするのではなく、15分でも素の自分に戻ったり、好きなことをやったりする時間を意識的に確保することで、心の余裕が生まれます。

 

【2】5分でやれることは、すぐにすること

物事を放置したり、先送りしたりしていると、「まだあれができていない」と心の余裕がなくなります。小さなことを一つひとつ片づけることが心の余裕になっていきます。

 

【3】やらなくてもいいことはやらないこと

「忙しい」と言う人は、たいてい、100%以上の「やるべきこと」を自分に課しています。客観的に見て「やらなくてもいいこと」は手放す、ハードルを下げることが大事です。

焦ると呼吸が浅くなります。忙しいと感じたら、まずは深く呼吸をするクセをつけるのもいいでしょう。心の余裕が最大のパフォーマンスを生むと頭に置いていてください。

 

 


 

【本書のご紹介】

 

一緒にいると楽しい人、疲れる人

 

『一緒にいると楽しい人、疲れる人』

「あの人といると楽しい」「また会いたい」と言われる人は、どんなことをしているの? 気持ちのいい人になるためのとっておきの知恵。


【著者紹介】
有川真由美(ありかわ・まゆみ)
鹿児島県姶良市出身。台湾国立高雄第一科技大学修士課程修了。作家・写真家。化粧品会社事務、塾講師、施設館コンパニオン、衣料品店店長、着物着付け講師、ブライダルコーディネーター、フリーライターなど多くの転職経験をもち、マナー講習指導、新人教育の経験から、働く女性のアドバイザー的存在として書籍や雑誌などで執筆。旅行作家としても約40カ国を旅し、エッセイを執筆する。
著書に、『感情の整理ができる女は、うまくいく』『10年先を考える女は、うまくいく』『仕事ができて、なぜか運もいい人の習慣』『30歳から伸びる女、30歳で止まる女』『いつも「味方に恵まれる女」になる方法』(以上、PHP研究所)、『あたりまえだけどなかなかわからない 働く女のルール』『働く女! 38才までにしておくべきこと』(以上、明日香出版社)、『好かれる女性リーダーになるための五十条』(集英社)などがある。