あなたの理想の睡眠時間は、本当に8時間ですか?

 

 

たとえ3時間でも、熟睡して快適に生活できれば、それが自分にとっての理想の睡眠時間といえる。

 

理想的な睡眠時間は8時間と、よくいわれます。しかし、睡眠時間は年齢や性別、仕事などによる個人差が大きいので、適切な睡眠時間がはたして何時間なのか、はっきりした数字を出すのはとても難しいことです。

たとえば、年齢別の標準的な睡眠時間は、乳幼児だと16時間以上、学童期で8~10時間、成人期になると7時間前後、さらに老齢期になると8時間くらいと変化してきます。

社会人でも睡眠時間を3~4時間しかとらない人はたくさんいるものです。救急医療の関係者やマスコミ関係者、ベンチャー企業の若手社長などは、かなりの短眠を実行しています。

理想的な睡眠時間が8時間というのは、世の中の大方の人が6~9時間を最適睡眠時間としているため、そんな数字が生まれてきたにすぎません。

また、睡眠の短い人は寿命も短いという説がありますが、逆に、10時間以上睡眠をとった人の死亡率が高くなるという報告も聞いたことがあります。睡眠と死亡率の因果関係はいずれも根拠が曖昧で、まだ解明されていないのが実情のようです。

重要なのは、「熟睡さえ確保できれば睡眠時間は短くても問題ない」ということです。逆に、長すぎる睡眠は惰眠になることもあり、体にいいことはありません。だらだらした睡眠は浅い睡眠になりがちで、体や脳を休めすぎて自律神経まで緩めることにもなります。

基本的には、自分が快適に生活できる睡眠時間が、理想の睡眠時間であると考えたほうがいいでしょう。

 


 

【本書のご紹介】

 

「ぐっすり眠れない」が治る本

 

『「ぐっすり眠れない」が治る本』

心と身体のゆがみを直せば、ぐっすり眠れる……熟睡できない原因は体幹と器官のズレにあった! 東洋医学からみたすっきり熟睡法。

 

【著者紹介】

福辻鋭記(ふくつじ・としき)

福井県敦賀市出身。アスカ鍼灸治療院院長。TBS「水曜スペシャル」で"日本の名医50人"に選ばれた鍼灸師。日本ではじめて美容の分野に東洋医学を取り入れた第一人者。鍼灸のみならず、カイロプラクティック、整体なども取り入れた独自の治療法が評判となり、ダイエットや美容、健康関連の著書多数。また、テレビや雑誌などでも活躍中。

おもな著書に200万部突破の『寝るだけ! 骨盤枕ダイエット』(学習研究社)をはじめ、『お腹をもみほぐすと病気にならない』(PHP研究所)、『骨盤に効く枕でダイエット』(宝島社)などがある。