世は片づけブーム。さまざまな片づけ術や整理法が人気ですが、裏を返せば、モノが溢れて対処しきれずに悩まれる方が多いということなのかもしれません。

 

断捨離 やましたひでこ

 

『断捨離すれば、片づいた。』の著者、やましたひでこ先生が開催される「断捨離セミナー」には、片づけられない悩みをもつ方が多数参加され、常に賑わっています。参加される方々は、「家が汚い」「どこになにがあるのかわからない」「見た目は片づいているようだけど、色々なところにさまざまなモノがある」と訴えられ、「なんだか頭の中もぐちゃぐちゃなんです」と心の混乱まで口にされます。

 

片づけられなくて当たり前

セミナーに参加されるのは大半が女性で、「片づけられない」と悩むのも女性に多く見られる傾向です。男性は「片づかない」と考えて開き直ってしまうので、「片づけられない」と自分を責めてしまうのは、片づけを家事能力の一つと捉えている女性ならではの悩みなのかもしれません。でも、責めなくてもいいのです。なぜなら私たちは、そもそも片づけることを本当の意味で学んでいないのですから。

 

やました先生は、断捨離をモノとのつきあい方のトレーニングだとおっしゃっています。モノとのつきあい方をトレーニングしていないのだから、片づけられなくて当たり前。片づけられなくても責めなくていいんですよ、と。そういえば、小学校のときに九九に取り組んで以来、部活で厳しいトレーニングを積んだ人は別にして、久しくトレーニングを行なっていないのではないでしょうか。トレーニングなので、すればするほど片づける能力がどんどん磨かれ、いつもすっきりとした状態でいられるというわけですね。

 

断捨離でごきげんな毎日を

実は断捨離の目的は、片づけではありません。目指しているのは「ごきげん」な毎日を送ること――片づいていない住まいでは、イライラして不機嫌になるばかりですが、ガラクタを取り除いて、厳選したモノに囲まれるなら、そこはくつろぐことができる場所。

 

頭も心もすっきりと軽やかに、ごきげんな毎日を送ってみませんか。

 

PHPエディターズ・グループ

 


 

【出典】  『断捨離すれば、片づいた。』 (PHP研究所)

 

【著者】

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やました ひでこ

 クラター・コンサルタント。東京都出身、石川県在住。大学在学中に入門したヨガ道場で、心の執着を手放す行法哲学「断行・捨行・離行」に出合う。その後、この考え方を日常に落とし込み、誰もが実践できる片づけ術「断捨離」を提唱、2000年ごろからクラター(ガラクタ)・コンサルタントとして「断捨離セミナー」を全国各地で開催。著書に『新・片づけ術 断捨離』(マガジンハウス)、『ようこそ断捨離へ』(宝島社)ほか。

★やましたひでこ公式サイト:断捨離.COM