高柳静江先生とお話しすると、自然に笑顔になります。先生は「家族に笑顔のプレゼントをする、それだけで家庭の雰囲気は変わる」とおっしゃっていますが、先生はご家族だけでなく私たち編集者にも、また、おそらく日常出会う人みんなに、笑顔をプレゼントしておられるのだと思います。 

そして、「笑顔になりましょう」でなく、“プレゼントする”というところに、私はすごさを感じています。プレゼントということは、相手の存在があるわけです(相手の中には“自分”も含まれますが)。つまり、相手を想う気持ちがこもっていて、その気持ちが形となってあらわれている、それが「笑顔のプレゼント」なんです。

 

プレゼントをもらって喜ばない人はいません。嬉しい気持ちが湧きあがってきます。だから、笑顔のプレゼントをもらうと、自然と笑顔になってくるのだと思います。いろいろな方が笑顔の効果・効能を述べておられますが、それを最大限に発揮できるのが「笑顔のプレゼント」という行為ではないでしょうか。

 

子どものことで悩みが尽きないお母さんですが、自分に対する悩みのトップは、その子どもに対して「言いたくないと思っても、つい子どもにガミガミ言ってしまう」ことだそうです。じつは私も一児の母。わが子が小学生のときには、この“つい”を痛感しました。しかも、ひと言目を止められなかったとき、あれもこれもと思いつくかぎり続いてしまうガミガミ……。“つい”というのがクセモノで、頭ではわかっていてもなかなか思うようにガミガミをとめることができないのです。

 

そんなときに役立つのが日めくり。話を聴いたり、本をよんだりして「わかっていること」を、日常生活のなかで直接生かすことができます。

 

日々、目にすることになるので、“つい”をとめて一呼吸おく時間を与えてくれます。 書いてあるひと言によって、自分が本来とるべき態度に気づかせてくれます。また、毎日ずっと身近にあることで、自然とふだんの行動にもあらわれてくることでしょう。

 

この日めくりでは、「一カ月でみるみる変わる母親教室」という故・山崎房一先生の講座・考え方を引き継いでいる高柳先生が、ご自身の経験もふまえて、「笑顔のプレゼント」などわかりやすい行動指針を掲げて、お母さんのガミガミで子どもを追いつめてしまわないためのヒントをお伝えしています。

 

家族の幸せ、子どもの笑顔、お母さんのガミガミ予防をサポートする一助になれば幸いです。

(PHP研究所 教育出版部 宇佐美あけみ)

 


 

高柳静江

たかやなぎ しずえ

1948年 愛知県 生まれ。83年、新家庭教育協会理事長である故山崎房一氏と出会い師事する。その後、教えを継承し、母親心理学訓練講座・父親心理学訓講座の講師を務める。

現在、新家庭教育協会理事。その他、講演、カウンセリング、テレビ出演等で活躍中。自身の体験をもとにした講義は、子育てや生き方に悩む多くの人たちの支持を集めている。

 


 

 

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『子育て日めくり お母さんのガミガミが子どもをダメにする』

 

心得ておきたい行動指針を掲示。家事の合間にひと目みるだけでガミガミの抑止効果!お母さんが心穏やかに、子どもが元気に目を輝かせるために役立ててほしい日めくりです。