「中学生との接し方に悩むお母さん方に役立ててもらえる書籍を、谷先生に執筆していただきたいです!」とお話ししたところ、「私、子どもが中学生のときに子育てで悩んだことがないのです。中学生はほうっておけばいいんですもの!」と谷先生。 

 

この言葉を谷先生からお聴きしたとき、「谷先生で決まりだ!」と、私は確信しました。

 

なぜなら、「子どもを“ほうっておく”」という、頭ではわかってはいても、なかなかできないことを、実践してきたからこそ言える言葉が、谷先生の口から発信されたからです。

 

中学生は、まだまだ子どもっぽく、見ていてハラハラ・ヤキモキする一面もあれば、大人びた言動をして、知らぬ間の成長を周囲に驚かせる一面もあります。

 

そのため、「私が手をかけて、子どものためにやってあげなきゃ!」という親の思いが、ダイナミックに空振り三振することが、子どもが中学生になるころから親子のあいだに生まれ始めます。

 

ダイナミックに空振り三振するということは、子どもが投げたボールが、カーブなのかストレートなのか、フォーク、スライダーなのか、見極めずにバッドを振り回しているようなものです。

 

「ほうっておく」というのは「見放す」ということではありません。

 

「基本的にはほうっておいて、子どもがボールを投げてきたときには、そのボールに合わせた反応をする」ということなのです。

 

と言っても、こんな言葉ですませてしまっては、「じゃぁ、どうやって中学生と接すればいいのよ!?」というモヤモヤは消えません。

 

そこでこの企画では、谷先生に「中学生をほうっておく」ためのコツを伝授していただくことにしました。

 

簡単で、今日からできることばかりです。さぁ、子どもが投げてきたボールを、しっかりとバッドの芯でとらえてあげましょう!

 

PHP研究所 教育出版部 小笠原 綾

 

 

【出典】 『中学生の「やる気」は親しだい!』 (PHP研究所)

【著者】  谷あゆみ

プレシャス・マミー メンターコーチ。

株式会社プレシャス・マミー代表取締役。

26歳で男子を出産後、3年間の専業主婦を経て、自宅にて学習教室を運営する。その後、コーチングを学び、講師として独立する。

「ママであることがキャリアになる日本を目指す!」という思いのもと、子育てをする女性がもっと輝くことを願い、株式会社プレシャス・マミーを設立。子育てノウハウとコーチングを活用したプレシャス・マミー講座を開設し、子どもを自立させ、自らも輝く人生を歩む女性を養成している。その他にも、セミナー・研修講師、講座・講演活動など幅広く活動する。

著書に『東大脳は12歳までに育てる!』(かんき出版)がある。

 

株式会社プレシャス・マミー http://www.precious-mammy.com