子どもの「話す力」がつく小さな習慣

波多野ミキ
2023.10.13 16:27 2023.02.20 23:04

パパと子とママ

「子どもが何を言いたいのかわからない」「語彙が少ない」。そんな不安を解消するために、あなたにできることをはじめましょう。お子さんは気持ちを”ことば”で伝えられますか?

※本稿は『PHPのびのび子育て』2012年3月号に掲載されたものを一部抜粋・編集したものです。

波多野ミキ(はたの・みき/波多野ファミリスクール副理事長・カウンセラー)
1934年生まれ。早稲田大学文学部仏文専修、東洋大学文学部教育学科卒業。東京家庭裁判所家事調停委員を20年間務める。現在、財団法人波多野ファミリースクール理事長 同カウンセラー。「母親は子どもにとって最初の先生」であるという立場からの、子育て しつけを提唱。波多野ファミリースクールで、お母さんの子育ての相談も行っている。

話力は6歳までに決まる

笑顔でタブレットをみる親子

人は社会的な生き物です。大人になってどんな職業につき、どんな生活をしようと、たくさんの人とかかわっていかなければなりません。

そのためには、ことばでのコミュニケーションが必要です。そのトレーニングを幼い頃にしておくことが後々に活きてきます。

ことばにしてこそ、良い関係を築ける

家庭の中でも同じです。どんなに仲のいい夫婦、親子だって、ことばにしなければ、相手がどんなことを考えているのかなかなかわかりません。人とうまくつきあうためには、ことばはなくてはならないものなのです。

話が上手にできるようになるためには、いい聞き手が必要です。聞き上手というのは、うなずいたり、共感したり、時には質問を入れたりして、話しやすくしてくれる人です。

波多野ミキ

波多野ミキ

一般財団法人波多野ファミリスクール理事長。早稲田大学文学部仏文専修、東洋大学文学部教育学科卒業。「母親は子どもにとって最初の先生」という立場から子育て、しつけを提唱。著書に、『子どもが一週間で変わる親の「この一言」』(三笠書房)など多数。