夫のちょっとしたグチ、チクッと刺さる姑の皮肉……。女性の日常は、小さな「イライラ」でいっぱい。言いたいことが溜まっている方に是非おすすめなのが、この本です。本書に込めた想いを、著者の八坂裕子先生に語っていただきました。 

 

――『言い返す力~夫・姑・あの人に~』とは、直球ストレートのタイトルですね。

 

八坂先生 そうなの! でも現代の女性は、感性が優れているでしょう。こんなちょっと過激な表現をしても、きっとわかってくれると思うわ。

 

――女性は、昔と比べて変わってきたということですか?

 

八坂先生 ええ、その通り。私は普段、カルチャースクールで会話クラスの講師もしているのだけど、現代の女性、特にお母さん方は、日々進化しているなァと思うのよ。言葉をキャッチする感覚に長けているし、新しいものを取り入れる積極さもあるしね。

 

――感性が鋭い分、些細なひと言が気になってしまうのかもしれませんね。

 

八坂先生 そうね。それに、せっかくの感性を、うまく表現できていない人が多いのよ。人間はもともと、素直なものでしょう。なのに成長するにつれ、「自分は大人だから」って、素直なこころをしまい込むようになっちゃっている。そんなのダメ! 自分のこころを粗末にしたら、自分に失礼よ。

 

――本当にそうですね……。でも、言い返すと相手にたてつくようで、気まずくはなりませんか?

 

八坂先生 それは違うわ。もともと会話って、言葉のボールを投げあう愉しみもあるわけだから、言い返すほうがルールにかなっているのよ。新鮮な返し方をすると、夫が「おやっ」と見直してくれたり、姑との距離が縮まったり、いいことがたくさんあるわ。あなたが変わると、相手も変わるものよ。

 

――そうですね、仰る通りです。本書の内容を少し挙げると、「夫が料理を褒めない」「姑が何かと『私の結婚した頃はね』と批判的」「親に同じ話を何回も聞かされる」……と、思わず「あるある!」とうなずいてしまうことばかり。

 

八坂先生 ええ。だって、実話をもとにしているんですもの。会話クラスの生徒さんに教えてもらったり、ふらっと立ち寄ったお店の店員さんに話を聞いたりして、マーケティングしたの。

 

――先生や私の経験も、実はこっそり入っていたり……。

 

八坂先生 そうそう。あなたの場合は、親御さんね。どう、仲良くなってきた?

 

――はい! 「言い返す力」、本当に効き目があります。そして「言い返す力」は、言葉を使うだけじゃないんですね。それも、勉強になりました。

 

八坂先生 そうなのよ! 「話し方」だけじゃなく「聞き方」を変えること、「しぐさ」を効果的に使うこと……など、方法はたくさんあるの。つまり「言い返す力」というのは、「総合力」。本書を読んで、皆さんの意識改革をすることができたら、嬉しいわ。女性が変われば社会が変わる! みんなでステキな大人になり、ステキな社会を作っていきましょう。

 

PHP研究所 教育出版部

 


 

言い返す.jpg「言い返す力」~夫・姑・あの人に~


夫や姑に失礼な言葉をかけられて、ムカッときても言い返せずに我慢……。そんなモヤモヤを解消! 自分の気持ちをキッパリ伝えても、気まずくならない言い返し方があります。  

 

 

 

 

 


 

八坂裕子  やさか ゆうこ

詩人。東京生まれ。お茶の水女子大学付属高等学校卒業後、文学座演劇研究所修了。1967年、資生堂の会報誌『花椿』で、詩「ナポレオンと苺」が最優秀賞を受賞。以後、詩集、小説、エッセイを次々と出版し、幅広い分野で活躍。現在は執筆に加え、銀座エコールプランタン(Tel03-3567-7235)で会話クラス講師を務める。

著書に『わたしって会話下手?』『幸運の99%は話し方で決まる』(以上、集英社)、『頭のいい女、悪い女の話し方』『40歳からの「ひとり時間」の愉しみ方』(以上、PHP文庫)、『愛される女 19の知性』『言い返す力』(以上、PHP研究所)、『怒れる女たち』(ホーム社)、『お金をかけずに贅沢に暮らす』(三笠書房)、『星に祈りを 生きるための77の言葉』(サンリオ)など多数。

 

 

PHP研究所 教育出版部

※『言い返す力~夫・姑・あの人に~』は3月5日発売予定です。