周囲が驚くほど何でも器用に手早くこなせた姉と比べて、いや、同年代の幼なじみたちと競わせても、僕はお世辞にも要領が良いとはいえませんでした。親としては内心、やきもきしたはず。


それでも、僕は「早くしなさい!」と叱られた記憶がありません。

 

きっと無理やり急かされても、さらにもたもたするか、とんでもなく雑になるだけだと親は分かっていたのです。

 

焦りがなかったためか、最初はびっくりするくらい下手だったドッチボールも縄跳びも剣玉もフラフープも、あきずに何時間でも何日でも特訓を重ねた結果、20年以上経った今でも得意です。

 

努力を続けられたのは、ゆったりマイペースに取り組めたことに加えて、当時の僕は「母親に成長を披露してほめてもらいたい」という下心も大きかった。でも、せっかく上達しても、母親の前ではきまって緊張して動きが固くなっていたのは……今思い返すと微笑ましいです。

 

叱咤激励を受けてやる気がわくことも、愛情が伝わることもきっとあります。

 

しかし、ときには、言葉を受け取っている子どもの目に映るあなたがどんな顔をしているか、思いを巡らせてみてはいかがでしょうか?

 

『PHPのびのび子育て』4月号では、できることなら「早くしなさい!」と怒鳴りたくない、そんなあなたとお子さんとの関わり方をご紹介します。

 

どうぞご一読くださいませ。

(朋)

 

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『PHPのびのび子育て』は未来を担う子どもたちの健全な成長と幸せを願って、発刊している月刊誌です。