「勉強しなさい!」 親であれば、誰もがつい口にしてしまうこの言葉。。

しぶしぶ勉強を始めてみたところで、子どもは一向に身が入らないし、集中力も途切れがち。そんな姿によけいに腹が立って、「ウチの子って、なんでこうなの?」とイライラや不安が募るばかり……。

 

とはいえ、「勉強しなさい!」と言うだけで、子どもがちゃんと勉強するようになれば、誰も苦労はしませんよね。

 

ところが、親がガミガミ言わなくても、子どもが自分で勉強をするようになる秘訣があるのです!

 

『ガミガミ言わなくても 自分で勉強する子の育て方』の著者・森田友代先生の3人の子ども(長男・次男・長女)は、全員がハーバード大学院を卒業、現在はそれぞれが各方面で夢や目標を実現し、活躍しています。それではさぞかしスパルタ式の教育ママだったのだろう、と思いきや、森田先生が子どもたちに「勉強しなさい!」と言ったことは、一度もないのだそうです。

 

長男、次男、長女。3人の子どもたちはみんな、アメリカの高等教育機関であるハーバード大学院を卒業しました。私はそのこと自体よりも、子どもたちが休む間もなく受験に挑戦し、大量の課題を終了させて卒業したことに驚いています。なぜなら3人ともが、とりたてて勉強好きでもなければ、生まれつきの天才のかけらすら感じられず、人一倍遊び好きな子どもだったからです。(略)

でも、嘘を言っても仕方ありません。本当に、特別なことはしていないのです。子育てを振り返って、あえて何かをしたというなら、それは「何もしなかったけれど、子どものすることにいつも興味を持っていた」ということです。

 

(Prologue「勉強しなさい!」はいらない より)

 

 

本書で森田先生は、「勉強する気になる」土台づくりとして、「親が子どもの選択をサポートする」「選択肢はできるだけ数多く用意する」「最高のものを見せる」ことなどの大切さを、また、「子どもが伸びる親のコミュニケーション術」として、子どもと親の具体的な関わり方を、わかりやすく説いておられます。

 

さらに、子どもの自立心を培うためには、親が元気いっぱいで、好奇心旺盛であること、何でも言い合える仲の良い家族であることなど、今日から心がけたい親の習慣術なども掲載されています。

 

「明るく心清らかに、正々堂々と子どもに向き合ってください。同時に肩の力を抜いて、子育てを楽しんでください。そして自分の子どもに合っていると思うことを、自信を持って実行してください」(「おわりに」より)――本書が、読者の皆さんとお子さんそれぞれの夢や目標の実現に向けて、少しでもお役に立てることを願っています。

 

PHPエディターズ・グループ

 

 


【出典】 『ガミガミ言わなくても 自分で勉強する子の育て方』  (PHP研究所)

 

【著者】

森田友代 もりたともよ

高校教師の職を経て、1975年より15年間、愛知県にて教育学舎、学習塾を経営。「楽しい学習塾」「成績があがる」と評判になり、1,600名を超える小中学生が集まる元気な塾となる。1989年、海外の教育について見聞を深めるために、後任にすべてを引き継いで家族で渡米、サンフランシスコベイエリアに住まいを構えた。わが子3人を、ハーバード大学院を卒業させた後、20年の米国暮らしを終え2009年に帰国。現在は、日米を行ったり来たりの生活のなか、子育てに関して執筆活動中。著書に『子ども3人をハーバードに入れた親から学ぶ、目標に向かって努力する子の育て方』(クロスメディア・パブリッシング)。