わがままを言ったり、いつまでもだらだらとしている子に

いい加減にしなさい! と、つい、声をあらげてしまいませんか?

何度言ってもかわらないのは、どうしてだろう?――と

ひとり、悶々とすることはありませんか?

 

わたしもそうでした。

でも、今号の取材で、心を覆っていたかたいものが、ぱらぱらと崩れ落ちた気がしたのです。

 

――人間も生き物です。

そんな当たり前のことを何年も、言い続けてきました。

 

JT生命誌研究館館長の中村桂子先生はおっしゃいました。

 

生き物の特徴は3つ考えられるそうです。

1つめは、時間がかかること。

2つめは、手がかかること。

3つめは、思い通りにならないこと。

 

私たちは、「早く」「手もかからず」「思う通りに動く」。

そんな子をつい求め、“いい子”と思っていないでしょうか。

 

本来、時間はかかるものなのです。

手をかけることだって、たのしいはずなのです。

思い通りにならないけれど、思いがけないすばらしいこともしてくれる。

そこに喜びがあるのです。

 

そんなお話を伺っていくうち、からだと心がやわらかくなるのを感じました。

 

くわしくは、『私たちに完璧はない』(弊誌p.59)にございます。

ご一読いただければ、うれしいです。

「PHPのびのび子育て」9月号は8月10日発売です。