育児・教育ジャーナリストのおおたとしまさ先生に執筆いただいた家庭直販書『13歳からの「男の子」の育て方』から、思春期の男の子によくある目につく行動について、母親としてどのようなスタンスで対処したらいいかをご紹介します。

 

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エッチな雑誌やケータイサイトを見ているようだ

 

性的に成熟すれば、異性への興味がわいてくるのは当然です。好奇心を満たすためにエッチな雑誌や映像も見ます。そういうはけ口があるからこそ、危険な妄想が暴走するのを避けられるという側面は、否定できないでしょう。

 

子どもの部屋の押し入れの奥にエッチな雑誌が隠されていても、見て見ぬふりをしてください。夜中にエッチなDVDを見ているようでも、知らんぷりしてください。

 

なかには、現実離れした過激な内容もあります。間違って子どもがそういうものを目にすることもあるでしょう。でも、商品化された性が現実の性とはかけ離れたものであると感じる感性が育っていれば、大丈夫。

 

雑誌やDVDの内容を、いちいちチェックするなんてことはやめてください。もしチェックしていることがばれたら、本当に息子さんからの信用を失います。

 

逆に、エッチな雑誌やDVDを、あけっぴろげに置いてあるのもよろしくないと思います。思春期の男の子にとっては平気でも、それらを目にしたくない人もたくさんいることは、わかってもらわなければなりません。

 

もし、そのあたりのデリカシーが感じられない場合は、「こっそり見ているなら口を挟むつもりはないけれど、こういうものが出しっばなしにしてあってイヤでも目に入るのは、お母さんは不愉快だわ」と伝えてみてください。


 

さて、問題はケータイサイト。エッチな雑誌やDVDを部屋の片隅に隠すより、ケータイの画面でこっそり見るほうが、「親に見つかるリスク」は低いので、使いたくなる気持ちが生じます。しかし、ケータイのアダルトサイトは罠や落とし穴だらけです。
 

親自身がケータイサイトに潜んでいる罠について勉強し、子どもに説明してあげてください。ほかにも、新手の罠が次から次へと現れる危険地帯であることは、強調してもしすぎることはないでしょう。
 

見知らぬ人に個人情報を漏らしたり実際に会ったりして、犯罪に巻き込まれることがないように、じゅうぶんに注意をうながしましょう。

 

そう考えると、、雑誌やDVDを見ているほうが安心と思えますね。

 


【出典】『13歳からの「男の子」の育て方』 (PHP研究所)

 

【著者】

おおたとしまさ
育児・教育ジャーナリスト。心理カウンセラー。
子どもの誕生をきっかけに「今、子どもと一緒にいられなかったら一生後悔する」と会社を辞め、育児・教育をテーマに執筆・講演活動を開始する。父親による育児・家庭教育、子育て夫婦のパートナーシップ、子どもの叱り方・しつけ方などをテーマに、新聞、書籍、雑誌など、幅広い分野に寄稿をする。また、心理カウンセラーとして、全国の父親から子育ての相談を受けている。
著書に、『男の子 育てにくい子ほどよく伸びる』(主婦の友社)、『男子校という選択』(日本経済新聞出版社)、『パパのトリセツ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など多数。