PHP文庫 『現役東大生が教える!頭がよくなる7つの習慣』 から、第6の習慣 「勉強をしているつもり」をやめる を3回に分けてお届けしています。今回はその第2回です。

 

あなたがしているのは勉強ではない!作業だ!

 

こうすれば必ず「できる」ようになる

「わかる」と「できる」の違いを意識して勉強できている人は、中高生が100人いたら、5人いればいいほうだと思います。それほど、この違いを意識できている人は少ないのです。

逆に、この違いを意識して、「できる」ようになるまでしっかりと勉強していけば、上位5人には入れると思います。

ここで、「こうすれば『できる』ようになる!」というやり方をお教えします。

これは、私が指導をしている小中高の生徒たち全員に伝えているやり方ですが、このやり方をマスターした生徒は、ピックリするくらい成績が伸びています。

特に数学や英語などの問題演習が中心となる科目においては、かなりの成果をあげています。

みなさんは問題を解くとき、どのように勉強を進めていますか? 解いて採点をして、それで勉強を終わりにしていませんか?

それでは、下の図を見てください。図を見ながら思い出してほしいのは、「勉強の定義」です。

先回、勉強をどう定義したかを覚えていますでしょうか。そうです。勉強の定義は、「できない(×)」ことを「できる()」ようにする、ということです。

みなさんのほとんどは、「問題を解き、採点をして、終わり!」 としていると思います。しかし、それで本当に「できない」が「できる」に変わっていくでしょうか。「わかる」で止まっているのではないでしょうか?

先回いいましたが、テストでは 「できる(=解ける)かどうか」 を問われています。しっかりと自力で解けるようにしなくてはならないのです。

みなさんが思っている「勉強」と私が使っている「勉強」という言葉は、意味が違います。

みなさんのほとんどがしているもの、つまり、「問題を解き、採点をして、終わり!」 というのは、勉強ではないのです。それは、「作業」なのです。勉強しているつもりなのです。

作業とは、「できる()」ものと「できない(×)」ものを分けることです。これは、勉強するための準備となります。ここで終わりにしてしまっては、「できない(×)」ものをほったらかしにすることになってしまうのですね。気をつけなくてはなりません。ここからが勉強の始まりなのです。

問題を解き、〇と×に分けたら、〇のものはひとまずオッケーです。×のものだけ考えましょう。×になった問題については、問題集の解説を見ることでしょう。その後が大切です。必ず、自分で手を動かし、「解ける」状態までもっていくのです。

×を分析します。それは、解答・解説を読んでわかるものなのか、それとも、読んでもわからないものなのか。わかるとしたら、解き方を頭に入れ、解答を見ずにもう一度解き直しましょう。

わからないとしたら、先生や友達に聞きましょう。そして、何も見ずにもう一度一人で解き直しましょう。解き直しをすることで、×が〇になりますよ

わかってもらえましたでしょうか。本当の意味での勉強とは、「解き直し」のことを指していたのです。これをすれば、勉強しているつもりを防止することができますよ!

図
 
現役東大生が教える! 頭がよくなる7つの習慣 清水章弘
 

清水章弘著

株式会社プラスティー教育研究所代表取締役
「2ヵ月で7点から90点に!」「3ヵ月でE判定からA判定に!」――話題の現役東大生起業家が「7つのすごい学習習慣」を大公開!

 
 

清水章弘(しみず・あきひろ)

(株)プラスティー教育研究所代表取締役。1987年千葉県船橋市生まれ。海城中学高校、東京大学教育学部を経て、現在は東京大学大学院(教育学研究科)修士課程に在籍。青森県三戸町教育委員会学習アドバイザー。海域中学高校時代に生徒会長、サッカー部、応援団長、文化祭実行委員などを経験しながら東京大学に現役で合格。大学では体育会のホッケー部で週5日(1日5時間)練習する傍ら、20歳で教育系ベンチャー企業(プラスティー)を立ち上げる。自身の時間の使い方、学習法を体系化し、「勉強のやり方」を教える学習コーチ事業を展開中。若手起業家としても注目を集め、2009年「NEXT ENTREPRENEUR 2009 AWARD」優秀賞を受賞し、日本武道館で1万人の前で表彰された。2012年より青森県三戸町教育委員会学習アドバイザーに就任、三戸の教育改革にも取り組んでいる。著書は本書のほかに、『勉強がキライなあなたへ―学びを楽しむ22のレッスン―』(高陵社書店)、『自分でも驚くほど成績が上がる勉強法』(実務教育出版)があり、3冊ともamazon学習指導部門ランキング1位を獲得。電子版3冊と海外版3冊を含めたすべてを累計すると20万部を超える