PHP文庫 『現役東大生が教える!頭がよくなる7つの習慣』 から、第6の習慣 「勉強をしているつもり」をやめる を3回に分けてお届けしています。今回はその最終回です。

 

 

 

「勉強しているつもり」を防ぐコツ(1)

 お母さんを生徒にしてしまう

 

お母さんは最高の生徒!?

 

解き直しが大切だ、という話をしました。それ以外にも、つもりを防ぐコツがいくつかあるので紹介したいと思います。

 

1つ目は、お母さんを生徒にすることです。私が生徒に対してよく言っているのが、「今日習ったことをお母さんに教えてあげてね」というセリフです。

 

これはどういうことかというと、「人に教えることで、自分の理解度をチェックできる」ということなのです。

 

また、どうしてお母さんなのかといいますと、その教える相手は、前提知識をもっている友達やお兄さんやお姉さんではなく、習ったことをすっかり忘れているお母さんが一番よいからなんですね(とびぬけて頭のいいお母さんの場合は、おさえて聞いてもらいましょう……。また、弟や妹でもよいですが、前提知識がなさすぎるのも大変でしょうし、また、あまり落ち着いて話を聞いてくれないかもしれませんよね)。

 

難しい用語を使ったら理解してもらえません。すると、わかりやすく噛みくだいて説明する必要がでてきます。ここがミソなんです。

 

本当に理解できていないと、わかりやすい言葉で説明することができません。お母さんに教えることで、自分がどれくらい理解できているのかをチェックできます。

 

ですから、お母さんにお願いして、10分でも20分でもよいので、生徒になってもらいましょう。

 

また、ひどい授業をしたら恥ずかしいですし、質問に答えられないのはもっと恥ずかしいので、しっかりと準備をして教えるようになります。

 

そして、お母さんに教えるときは、なるべくノートや参考書を見ずに授業をしましょう。すると、自分かどれくらい覚えているかをチェックすることもできます。

 

 

 

 

 

「勉強しているつもり」を防ぐコツ(2)

 お風呂の中で先生になる

 

お風呂は勉強のゴールデンタイム

 

2つ目のコツは、お風呂の中で先生になるということです。

 

これも「教えながら自分の理解度がチェックできる」ということなのですが、お風呂の中というのがポイントです。

 

お風呂というのは、とてもリラックスしている状態です。またそれと同時に、とても頭がさえている状態です。

 

そういう状態ですと、「気づき」か多いのです。今日習ったことを思い出して授業をしてみてください。

 

すると、「あれとこれって、つながっているのかなことか、「ひょっとして、あれってこういう意味だったのかな?」というように、面白い「気づき」があるはずです。

 

また、頭がさえていて、「気づき」が多いお風呂の勉強も毎日続けていたら、かなりの時間を確保できます。これは第3の習慣ですね!スキマ時間の有効活用としても、利用してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

「勉強しているつもり」を防ぐコツ(3)

 「本当に?」を口ぐせにする

 

「これでもか人間」になろう

 

3つ目のコツは、始めるのが一番カンタンです。それは、「本当に」という言葉をつけて、自分に質問を投げかけるだけだからです。

 

例を考えてみましょう。以下のように、あなたが考えたとします。

 

 ・「今日の授業は、よくわかったな」

 ・「この問題は、もう解けるだろう」

 ・「明日のテストは、大丈夫だ」

 

こういう感情に対して、頭に「本当に」という言葉をつけて、質問に変えるのです。

 

 ・本当に、今日の授業がわかったの?

 ・本当に、この間題が解けるの?

 ・本当に、明日のテストは大丈夫なの?

 

自分の中での会話のことを「セルフトーク」といいますが、自分に厳しい人は自然とこれができているんですね。

 

 自分に厳しい人は、「これでもか!これでもか!」と自分を追い込むことができる人なんです。

 

その一方で、自分に甘い人は、すぐに「これでいいや」と思ってしまうのです。

 

あなたは「これでもか人間」なのでしょうか。それとも、「これでいいや人間」なのでしょうか。

 

「これでいいや人間」の場合は、セルフトークをすることをオススメします。

 

「本当に理解できているのか」「本当に解けるのか」と、常に自分に問いかけるようにしてみましょう。

 

 

現役東大生が教える! 頭がよくなる7つの習慣 清水章弘
 
現役東大生が教える!
 
清水章弘著
株式会社プラスティー教育研究所代表取締役
 
「2ヵ月で7点から90点に!」「3ヵ月でE判定からA判定に!」――話題の現役東大生起業家が「7つのすごい学習習慣」を大公開!
 
 

 

清水章弘(しみず・あきひろ)
 
(株)プラスティー教育研究所代表取締役。1987年千葉県船橋市生まれ。海城中学高校、東京大学教育学部を経て、現在は東京大学大学院(教育学研究科)修士課程に在籍。青森県三戸町教育委員会学習アドバイザー。海域中学高校時代に生徒会長、サッカー部、応援団長、文化祭実行委員などを経験しながら東京大学に現役で合格。大学では体育会のホッケー部で週5日(1日5時間)練習する傍ら、20歳で教育系ベンチャー企業(プラスティー)を立ち上げる。自身の時間の使い方、学習法を体系化し、「勉強のやり方」を教える学習コーチ事業を展開中。若手起業家としても注目を集め、2009年「NEXT ENTREPRENEUR 2009 AWARD」優秀賞を受賞し、日本武道館で1万人の前で表彰された。2012年より青森県三戸町教育委員会学習アドバイザーに就任、三戸の教育改革にも取り組んでいる。
著書は本書のほかに、『勉強がキライなあなたへ―学びを楽しむ22のレッスン―』(高陵社書店)、『自分でも驚くほど成績が上がる勉強法』(実務教育出版)があり、3冊ともamazon学習指導部門ランキング1位を獲得。電子版3冊と海外版3冊を含めたすべてを累計すると20万部を超える