『現役東大生が教える!頭がよくなる7つの習慣』は、小手先の「受験テクニック本」ではありません。

ここに紹介されている「学習習慣」は勉強のみならず、生活のすべてに役に立つもので、多くの子どもたちの人生を変えてきたものです。紹介される習慣は7つ。
 
 
第1の習慣 朝を制して自分を制す
第2の習慣 ゆっくり急ぐ
第3の習慣 ルーズな時計を捨てる
第4の習慣 「逆転力」をつける
第5の習慣 復習の鬼になる
第6の習慣 「勉強しているつもり」をやめる
第7の習慣 テストを攻略する

 

ここでは、第6の習慣を3回に分けてご紹介します。

 
 
 
 

第6の習慣  「勉強をしているつもり」をやめる

 

 

勉強って何?

 
問題集を解くことが勉強じゃない! 
 
みなさんの多くは、「勉強ができるようになりたい」とか、「成績を上げたい」と思ってこの本を読んでくれていると思いますが、そんなみなさんに質問です。
 
「勉強」って、何か考えたことはありますか? おそらく、ほとんどないと思います。私の生徒にも毎回聞くのですが、ほとんどの生徒が答えられません。
 
講演会で聞くと、一番多い答えが、「問題を解くこと」です。「授業を聞くこと」という意見もあります。
 
どちらも不正解です。
 
では、「勉強」とはどういうものなのでしょうか?
 
答えを言います。勉強とは、「できない」ことを「できる」ようにすることなのです!
 
当たり前と思った方も、「ヘ?」と思った方も、ここはとても大切なので、よーく、よーく聞いてくださいね!
 
鉄棒にたとえて考えてみよう!
 
突然ですが、みなさんは、体育の授業で鉄棒をしたことがありますよね。
 
「前回り」や、「逆上がり」のアレです。
 
それを例に考えてみましょう。
 
鉄棒も勉強の1つです。その中でなかなかできないのが、「逆上がり」です。
 
最初は、ほとんどの人が「逆上がり」ができませんよね。でも、先生にコツを教えてもらい、少しずつできるようになっていきます。
 
そして、練習を重ね、できるようになるわけです。
 
ほら、英語、数学と同じですよね!
 
家庭科もそうです。裁縫なんて習わずにできる人はいません。もちろん料理もです。
 
先生に習い、自分で努力をして、「できない」を「できる」ようにしていくのです。
 
 

「わかる」と「できる」は違う!

 
 「わかる」だけでは意味がない 
 
ここで気をつけなくてはならないことがあります。それは、「わかる」と「できる」の違いです。
 
この違いはとても大切で、この違いに気づくのが早ければ早いほど、成績を上げることができます。それでは、どのように違うのでしょうか。
 
「わかる」は、「理解ができている」状態です。もう少しわかりやすく言うと、「先生の言っていることに、『???』となっていない」状態です。
 
その一方で、「できる」は「先生の力を借りずに、ノーヒントで自力でできる」状態です。
 
先ほどの「逆上がり」を例に考えてみましょう。「わかる」という状態は、先生が「こうすれば逆上がりができますよ。地面を強く蹴ってね……こうすると…」と実演しているときに、「ふーん。なるほどね」と思えている状態です。
 
でも、これはあまり意味がないですよね。
 
先生としても、あまりうれしくはないはずです。
 
「できる」という状態は、自分でやってみて、先生の補助なしで、くるりと回れる状態のことです。
 
これは、とても意味がありますね。おそらく、先生にも褒めてもらえることでしょう。
 
数学で考えてみましょう。先生が前で例題を解いています。
 
それを見て、「ふーん。なるほどね」と思えたのならば、「わかる」という状態です。そして、自分で解いてみて、解けたならば「できる」という状態です。
 
わかってもらえましたでしょうか。「わかる」と「できる」は全然違うのです。
 
「わかる」だけの人と「できる」人、どちらがテストで良い点をとるのでしょうか。
 
答えはカンタンですね。「できる」人が良い点をとるのです。
 
なぜかというと、テストでは、「わかる」かどうかを問われているのではなく、「できる」かとうかを問われているからなのです。
 
それでは、あなたに質問です。あなたは、本当に「できる」まで勉強をしていますか?
 
 
現役東大生が教える! 頭がよくなる7つの習慣 清水章弘
 
現役東大生が教える!
 
清水章弘著
株式会社プラスティー教育研究所代表取締役
 
「2ヵ月で7点から90点に!」「3ヵ月でE判定からA判定に!」――話題の現役東大生起業家が「7つのすごい学習習慣」を大公開!
 
 

 

清水章弘(しみず・あきひろ)
 
(株)プラスティー教育研究所代表取締役。1987年千葉県船橋市生まれ。海城中学高校、東京大学教育学部を経て、現在は東京大学大学院(教育学研究科)修士課程に在籍。青森県三戸町教育委員会学習アドバイザー。海域中学高校時代に生徒会長、サッカー部、応援団長、文化祭実行委員などを経験しながら東京大学に現役で合格。大学では体育会のホッケー部で週5日(1日5時間)練習する傍ら、20歳で教育系ベンチャー企業(プラスティー)を立ち上げる。自身の時間の使い方、学習法を体系化し、「勉強のやり方」を教える学習コーチ事業を展開中。若手起業家としても注目を集め、2009年「NEXT ENTREPRENEUR 2009 AWARD」優秀賞を受賞し、日本武道館で1万人の前で表彰された。2012年より青森県三戸町教育委員会学習アドバイザーに就任、三戸の教育改革にも取り組んでいる。
著書は本書のほかに、『勉強がキライなあなたへ―学びを楽しむ22のレッスン―』(高陵社書店)、『自分でも驚くほど成績が上がる勉強法』(実務教育出版)があり、3冊ともamazon学習指導部門ランキング1位を獲得。電子版3冊と海外版3冊を含めたすべてを累計すると20万部を超える