人とのお付き合いや公共の場、お店で感じる「こんなときどうすれば?」の疑問。大人の女性が実践する周囲への気配りを紹介します。

 

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指定日以外にゴミを出す人には角が立たない声かけを

 

・まずは「やさしく教える」、それでもダメなら自治会へ相談

近所の人にゴミの指定日を守ってもらえないとき、その人を頭ごなしに注意するのは、トラブルの元。もしかしたら、引っ越してきたばかりで正しいゴミの出し方がわかっていないだけなのかもしれません。

間違った出し方をしている人を見かけたら、「失礼ですが、ゴミを出す日は月水金と決まっています。ご存知なかったのですね」とやさしく声をかけましょう。

それでも出す日を守ってもらえない場合は、自治会などに相談することをおすすめします。また、だれが間違ったゴミの出し方をしているのかわからない場合、ゴミ袋を開けて中身から出した家を特定して苦情を言いに行くのは避けたいものです。相手の感情を刺激してしまうことにもつながりかねません。

「このゴミ袋の持ち主の方へ ゴミを出す日は月水金です。よろしくお願いします」というように書いた紙をゴミ袋に貼って知らせるという方法もあります。

 

・自分自身もゴミの出し方に注意して

ゴミの出し方や回収の指定日などは、自治体によって違います。その内容が変更になることもあるので、地域のお知らせにはマメに目を通すようにしましょう。

生ゴミは水気をしっかり切って出せば、水もれのほか焼却時のエネルギー削減にもつながります。うまく水気が切れない場合は、新聞紙などに吸わせて袋の口をきちんとしぼるようにしましょう。

また、朝にゴミを出せないからといって夜のうちに出すのはマナー違反。早起きしたり、家族に頼んだりして、指定日の朝、明るくなってから回収時間に間に合うように出しましょう。

 

運動会や発表会はさりげないおしゃれで

 

・TPOをわきまえて雰囲気を壊さない

子どもの運動会や発表会の主役は、あくまでも子どもです。同世代の親どうしが集まる場で、TPOをわきまえない華美な服装は、場の雰囲気を壊します。普段と変わらない、もしくは普段使いにさりげなくプラスしたおしゃれに留めて、子どもの学校生活をバックアップする気持ちでのぞむのが大切です。

子どもの運動会では親が参加する競技もあるので、動きやすい服装をするのが基本です。ただ校風によっては、運動会とはいえ、あまりにもカジュアルな格好で行くのはひかえたいところもあります。それでも、堅苦しくない装いを楽しみたいときは、動きやすさのなかにも品がある服装を心がけましょう。動きやすいシャツに、カーディガンなどの上着を合わせると、きちんとした感じが出せます。

競技に出場する親の姿は、意外とほかの親や子どもたちの記憶に残りやすいものなので、自分の子どもの立場を考えておしゃれを楽しむようにしましょう。

 

・おしゃれした親の姿は子どもにもいい思い出

子どもの発表会に着ていく服は、ピアノやオーケストラのコンサートを聞きに行くスタイルと同じでよいでしょう。

ワンピースや、ブラウスとジャケットにスカートを合わせた服装が無難。シンプルなスーツでもOKです。

ただ、あまりにきめすぎても周りから浮いてしまい、雰囲気を壊す可能性もあります。もし心配なら、先生やほかの親に、それとなく聞いておくと安心でしょう。

子どもも、少しあらたまったおしゃれをした保護者の前で発表するほうが、気持ちが引き締まって、いい思い出になります。

 

電話よりも玄関のチャイムを優先する

 

・人とのコミュニケーションは、目の前にいる人を第一に考える

家にいるときに電話と玄関のチャイムが同時に鳴ったら、電話はそのままにして、まずは玄関に向かいます。電話は用件があればまたかかってくるので、家の前にいるお客様を優先します。チャイムが鳴ったら、すぐに返事をするようにしましょう。待っていた相手なら、とくに歓迎の意を表わすことになります。

出迎えるときは、「お待ちしておりました」「ようこそいらっしゃいました」などと声をかけ、傘やコートなどを預かります。

人とのコミュニケーションでは、目の前にいる相手が大事と考えられています。だれかといるときに電話がかかってきても、目の前の人との会話を優先しましょう。

固定電話で話しているときに、携帯電話にかかってきた電話に出る人もいますが、これもけっしてよいことではありません。だれかと話しているときに別の電話に出ることは、今やりとりしている人を軽く見ている印象を相手にあたえてしまいます。

 

自分が支払うときには、化粧室をすすめて

 

・会計のとき、もたつかないように心がける

食事の後の支払いは、スマートにすませたいものですよね。とくにゲストを招いたときは、食事が終わったら「失礼します」と断わって、化粧室に立つふりをして支払いをすませます。

逆に、食事に招待されたら、同席者が支払いをしている間、入口か店外で待つようにしましょう。はじめからごちそうしてくだきるとわかっているときは、「ごちそうさまです」と素直にお礼を言います。逆に自分が会計をするときには、同席者に化粧室をすすめて、その間に会計をすませるといいでしょう。

友だちどうしの食事での会計時に、「ここは、わたしが......」「いいえ、わたしが......」と押し問答になっている様子を見かけることがありますが、あまりスマートとはいえません。どうしても自分が支払いたいときには、「今回は、わたしに支払わせてください。その代わり次回はお願いします」と伝えます。

 


 

【本書のご紹介】

 

「感じのいい人」がしている大人の気配り


『「感じのいい人」がしている大人の気配り』

あなたの人柄は、近所づきあいや公共の場、お店などでのお客様としての態度で判断されます! どこに行っても誰に対してもカドが立たないおつきあいのコツを紹介します。


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【著者紹介】
岩下宣子(いわした・のりこ)
マナーデザイナー。共立女子短期大学卒業。現代礼法研究所代表、NPO法人マナー教育サポート協会理事長。企業をはじめ、学校、公共団体など、多方面にわたるマナーの指導に活躍。伝統的なマナーを現代に合わせた形にデザインし、提案する。