春は出会いの季節。あいさつや自己紹介をする機会も多いのでは?小山洋子さんの『これは使える! 気持ちが伝わるお母さんのあいさつ100』より、保護者会・PTAでのあいさつのコツをご紹介します。

 

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初めてのあいさつにはちょうどよい

 

園の保護者会、あるいは学校のPTAの活動には、多くのお母さんが参加します。ここで初めて、人前であいさつをすることになったという人も多いようです。

 

そして、PTA総会というような大舞台でないかぎりは、謝恩会にしてもPTAの会合にしても、それほど大人数の聞き手を相手にすることはありませんから、初めてのあいさつとしてはちょうどよいと言えるでしょう。

 

構成の基本「1:始めのあいさつ+2:エピソード+3:結び」に沿って話を組み立て、落ち着いて話せば、きっと上手くいきます。

 

自己紹介では心の扉をひらく

 

保護者会あるいはPTAに参加すると必ず自己紹介をする機会があります。初対面で、あまり自分のことを話さない人がいますが、これは人間関係を築くためにはマイナスです。もちろん家族の秘密などは打ち明ける必要はありませんが、住まいや家族構成など当たり障りのない情報はどんどん開示するべきです。なぜなら、相手に情報を開示するというのは心の扉を開くことだからです。こちらが扉を開かなければ、相手も開いてはくれません。今後、保護者会やPTAの活動をスムーズに行うために、こちらから心を開いていきましょう。

 

前向きで建設的な発言を

 

注意したいのは、謙虚さとネガティブさの混同です。「初めての委員ですので、いろいろ教えてください」は謙虚な姿勢ですが、「私はこういうことはまったくダメで足手まといになるに違いありません」は不必要なネガティブさで場を白けさせます。また、「忙しいので面倒なことはできません。当たり障りなく適当にやりましょう」のような消極的な態度も反感を買います。心の中はどうあれ、前向きで建設的な発言をするのが大人の態度です。

 

自己紹介のコツ5

~新しいコミュニティーに自然に溶けこむ~

 

【コツ1:笑顔で】

笑顔は最高のコミュニケーション手段。自己紹介でも、まずは笑顔を心がけましょう。

 

【コツ2:情報開示】

自分の情報を開示することは心の扉を開くことです。こちらから心を開かなければ人間関係は始まりません。住まいや家族のことなど当たり障りない範囲で積極的に情報開示しましょう。

 

【コツ3:謙虚な姿勢】

自己PRと倣慢さは違います。いつも謙虚な姿勢を崩さないようにしましょう。

 

【コツ4:共通点を見つける】

共通点は人と人との距離を縮めます。「○○さんと同じ町内」「○○さんもおっしゃったように」など 共通点を見つけて話すようにしましょう。

 

【コツ5:ネガティブにならない】

謙虚さと自己否定は違います。「どうせ私なんか」「仕方なくやっているんだ」のような、ネガティブな表現は、人との間に垣根を作ります。

 


 

【出典】

『これは使える! 気持ちが伝わるお母さんのあいさつ100』

 

【著者プロフィール】

小山洋子(こやま・ようこ)

1950年長野県生まれ。世田谷区教育委員、世田谷区外国人相談員、学校法人伊東学園上野毛幼稚園幹事、世田谷区私立幼稚園PTA連合会会長、世田谷区立小学校PTA連絡協議会会長、一般社団法人東京都小学校PTA協議会会長、公益社団法人日本PTA全国協議会常任幹事、心の東京革命推進協議会理事等を歴任。東京都治安対策専門家会議、子どもを犯罪に巻き込まない方策を提言する会等、青少年健全育成に関わる審議会/委員会での委員経験多数。PTAはじめ子どもの問題に関わる研修会等で講師、コーディネーター等で出演多数。現在、認定NPO法人おやじ日本常務理事/事務局長、公益社団法人全国幼児教育研究協会理事、学校評議員等を務める。