家庭や職場で、気が付くといつも損な役回り。不満はたまる一方......。そんなあなたのために、 『[イラスト版]「どうして私ばっかり......」と思ったとき読む本』の一部をご紹介します。

 

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「いつも損な役回りばっかり」という不満

 

家庭や職場、夫婦関係、恋人や友人知人との人間関係、子供の学校での関係で、「どうして私ばっかりが」と、いつも損な役割をさせられているような気持ちになったことはありませんか。

 

家庭においては、 「もう、ほんと、頭にきちゃう。みんなは楽しそうにテレビを観てるのに、どうして私だけ料理したり後片付けしたり。誰も手伝おうとしないんだから」

 

職場においては、 「どうして、こんな雑用ばっかり、させられるんだろう。私の役割じゃないのに。ほんとはみんなでしなくちゃいけないことなのに。ほかの人たちはさっさと逃げてしまうから、結局は私がするはめになってしまう」

 

同僚に対しても、 「どうしてこの人は、なんでもかんでも私に聞いてくるんだろう。飲み込みが悪いから、結局は私が代わりにやってあげることになってしまう」

 

ママ友や学校のPTA関係では、「いつの間にか、私ばっかりが、いろんなことをやらされる。何かあるとすぐに私に頼んできて、いつも損な役回りばっかりさせられる」

 

日常生活で、あなたも、こんな「私ばっかりが損している」というような不満を抱いたことがあるのではないでしょうか。

 

最初は軽く引き受けたつもりだったのに、ずっとそれをするつもりはなかったのに、感謝してくれると思ってやったのに、いつの間にかあなたは、

「いつも自分ばっかり面倒な仕事を押しつけられて、腹立たしい」

「私はこんなに気を遣ってあげてるのに、やるべきことも放棄して、よくまああんなに平気な顔でしゃべっていられるものだわ」

「みんな無責任なことばかりしてて、いつも最後に後始末するのは私になるんだから。誰一人、私に悪いなんて思ってないんだわ」

などと〝損する〟不満でいっぱいになっています。

 

 

不満・悩みのもとは「他者中心」だった!

 

そんなときあなたは、

「私があれほど気を遣ってるんだから、相手も私に気を遣って当たり前じゃないの」

「常識的に考えれば、自分がどんな無神経なことをやっているかわかるはずだろうに」

「あれだけ迷惑かけてるんだから、お礼の一言ぐらい、言うべきじゃないの」

 

などと、相手の非常識さや思いやりのなさを批判したり責めたりしていないでしょうか。

 

けれども、どんなに心の中で相手を責めても、あなたは満足しません。そうすればそうするほど、消化されない不満がお腹の中に溜まっていくでしょう。頭の中は、「どうして私ばっかりが」という思いや「損する、損する」という思考が飛び交っています。

 

こんな状態のとき、あなたの心と頭の中は、「相手のことでいっぱいになっている」はずです。これを「自分中心心理学」では、「他者中心」と呼んでいます。文字通り、自分の意識の眼が相手に向いていて、相手のことに囚われ、相手の行動の一つ一つや、相手の言葉の一言一言が気になって、あなたの心を占めているのは相手のことばかりです。 もちろんあなたがどんなに相手を心の中で責めたとしても、どんなに腹立たしい気持ちを抱いていたとしても、相手にそれは届きません。むろん頭ではわかるのですが、あなたの感情が、そうしないではいられません。 あなたの意識が、他者や相手に囚われている状態です。

 

こんな状態のとき、あなたは自分のことが、「まったくお留守」になっていることに気づいているでしょうか。 例えば頭の中で「あの人は、あの人は、あの人は」とつぶやいてみるとどうでしょう。あの人のことが、頭の中ですぐに満杯になってしまうとしたら、あなたは完壁に「他者中心」の意識に嵌っています。

 


 

【本書のご紹介】

 

[イラスト版]「どうして私ばっかり......」と思ったとき読む本


『[イラスト版]「どうして私ばっかり......」と思ったとき読む本』

「いつも私ばかり損な役割......」と思いながら、つい我慢してしまう......そんな人へ贈る、自分自身を大事にするためのレッスン。

 

【著者紹介】
石原加受子(いしはら・かずこ)
心理カウンセラー。「自分中心心理学」を提唱する心理相談研究所オールイズワン代表。日本カウンセリング学会会員、日本学校メンタルヘルス学会会員、日本ヒーリングリラクセーション協会元理事、厚生労働省認定「健康・生きがいづくり」アドバイザー。 「思考・感情・五感・イメージ・呼吸・声」などをトータルにとらえた独自の心理学で、性格改善、対人関係、親子関係などのセミナー、グループ・ワーク、カウンセリングを25年以上続け、多くの悩める老若男女にアドバイスを行っている。

 

イラスト:成瀬 瞳