前向きな言葉、謙虚なひと言、思いやりのフレーズをよく使っている人のもとには自然と幸せが舞い込んできます。

 

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いつも笑顔の人はいつも「良い言葉」を使う

 

「運が良い、悪い」といわれます。では「運」はどこからくるのでしょうか? その秘密は「運」という漢字に隠れています。「運」とは「運ばれてくるもの」ということ。誰から運ばれてくるのでしょうか?ズバリ、人です。運は人が運んでいるとわかれば、運を良くする方法は自ずと見えてきます。笑顔で良い言葉を使うことです。

 

例えばあなたがどこかに旅行に行ったとします。誰にお土産を買いますか? その人は、笑顔で、普段から、あなたに良い言葉を発してくれている人のはず。いつも眉間にシワをよせ、あなたに悪口ばかり言う人にはお土産(ギフト)は買っていかないはずです。運はギフトですから、同じこと。「運力」は笑顔と言葉で高められるのです。

 

言葉は「出会い」と「別れ」で決まる!

 

「おはよう」と「おやすみ」。「こんにちは」と「また会いましょう」。心に深く刻まれるのは「最初」と「最後」です。

 

【出会い(最初)の言葉の大切さ】

天才棋士、羽生善治さんの話。1995年の竜王戦第6局、羽生さんは先手ながら開始後数分たっても指さずに目をとじたままでした。先手ですから、最初の一手です。まだ相手は何も指してないのですから、プロであれば、前日にはもう指す手を決めているはずです。しかし、羽生さんはしばらく指さなかった。後日のテレビで、そのことを「突然迷いが生じたのですか?」と質問されてこう答えていました。「いえ、そうではありません。静寂がくるのを待っていました」。最初が肝心。最初にどのような心で始めるのか、それが大事だということを教えてくれるエピソードです。

 

【別れ(最後)の言葉の大切さ】

最後の言葉といえば、すぐに思いつくのは一休和尚の遺言です。一休さんは亡くなるときに1通の手紙を弟子たちに残しました。「この先、ほんとうに困ることがあったら、これを開けなさい」と。何年かたって、寺に大変な難問が持ち上がり、どうしようもなくなったときに、その手紙を開けてみたのです。すると、そこに書かれていたのは......。「しんばいするな、大丈夫、なんとかなる」でした。弟子たちは大笑いして肩の力がぬけて深刻さが消えた。で、元気になって問題を解決できたというのです。最後の言葉には、その人らしさ、本質が凝縮されるように思います。

 

「出会い」に渡したいギフトフレーズ

 

・朝起きた直後に、自分に「今日は良い日だ」

 

何事も大事なのは、決めることです。考える前に、決めちゃうのです。今日は良い日だって。決めちゃえば、あとはその方向に向かいます。決めるとは、どの方向に行くかを決めるということです。関東の人なら、北へ行くと決めたら東北新幹線に乗るし、南に行くと決めたら東海道新幹線に乗ります。するとたどり着く場所が全然遣います。決断が行く場所を決めるのです。朝一番に良い日に向かうって決めちゃえばいいのです。

 

・朝、自分や子どもや旦那さんに「どんな1日になったら最高?」

 

ソフトバンクの孫正義さんは、プロジェクトを始めるときに、そのプロジェクトを達成できたときの喜びを想像して最初に喜んじゃうそうです。喜びで始めたら、喜びで終わるからです。「どんな1日になったら最高?」と朝一番で想像してみるんです。家族みんなでやるのもいいでしょう。うれしいことをニヤニヤ想像してみる。「想像」できることは「創造」できますから。

 

・久しぶりに会う友だちに「なんか顔色いいね。どうしたの?」

 

大学病院の先生も加わったちょっと変わったお医者さんのグループでこんな実験をしたそうです。健康な人が向こうから歩いてきたときに、その人に対して、「あれ?顔色が悪いですね。どうかしたんですか?」と時間差をつくって、順番に別々の先生が声をかけていく。5人目の先生が声をかける頃には、ほんとうに顔色が悪くなっていたそうです。つまり、皆さんは、この逆をやってあげれば元気をプレゼントできるわけです。

 

・仕事で出会った人に、「この出会いに感謝します」

 

心理学者のカール・ロジャース博士の名言にこういうものがあります。「I love you because you are you」。何かしてくれたから愛するのではなく、無条件の愛。あなたがあなたであることに対してのI love youなのです。70億人もこの星に人がいるなかで、もう、こうして出会えたということに対しての「この出会いに感謝します」です。あらゆる出会いは、書跡なのです。

 

・素敵な人に出会ったときに「どうしたら、あなたのような人になれるんでしょうか?」

 

僕の友人で、有名な社長、作家さんなど、たくさんの大物の先輩にかわいがられている人がいます。彼にその理由を聞いてみたところ、「どうしたら、あなたのような人になれるんでしょうか?」と聞くと、その秘訣をたくさん教えてもらえるし、何より、すごく気にいってもらえるのだとか。確かに、逆の立場になったら、そう聞かれたらとてもうれしいだろうなと思いました。僕が、あなたに聞いてみましょうか。「どうしたら、あなたのような素敵な人になれるんでしょうか?」。ね?

 

「別れ」に添えたいギフトフレーズ

 

・夜ねむりにつく前に自分にかけたい言葉 「今日、幸せに感じたことを3つあげるとすると?」

 

幸せな人と不幸な人、違いは何かというと、幸せな人は幸せを見つけるのが得意で、不幸な人は不幸なことを見つけるのが得意なだけなんですね。つまり、どちらを見るかの問題なんです。雨がふって気分が下がる人もいれば、雨で、「あー、庭の植物がイキイキするな-」と喜ぶ人もいるわけです。毎日幸せに感じたことを数えれば1カ月もすればあっというまに幸せ体質になれますので、ぜひお試しあれ。小さな幸せに気づけるようになることを成長といいます。

 

・実家から帰ろうとするとき 「おかげで最近とっても幸せだよ。(産んでくれてありがとね)」

 

子どもが生まれてわかったこと。親か子どもに望むことって、あれしてほしい、これしてほしいってあんまりなくて、子どもが幸せに楽しそうにしてくれているのが何よりの親孝行なんですよね。だから、両親に「おかげで最近とっても幸せだよ」って伝えられたら、それは最高の親孝行になると思います。さらに「産んでくれてありがとね」。これは人 によってはとても恥ずかしいと思いますが、勢いで言ってしまったら勝ちですね(笑)。

 

・お店で食事をしたときのレジで 「とってもおいしかったです」

 

芸人の萩本欽-さんは地方に行ったときはタクシーに乗り、人気のラーメン屋に行くことが多いのだそう。で、行列のラーメン屋の前でおろしてもらい、その近辺の繁盛してないお店に入るのだとか。人気店にお客さんを取られてガラガラのお店にわざわざ入って、そこで「おいしいね」と言って食べるのだそうです。すると店主がすごく喜んでくれる。欽ちゃんにとって、食事をするという行為は誰かを喜ばせることなんです。僕らは、そこまではしなくても、「とってもおいしかったです」って言葉はぜひ伝えてあげたいですよね。

 

・片思いの人とアドレス交換をして、メールを送るときに 「スデキ・スイダモ・テット」

 

ぜひメールの追伸には、幸せになるオマジナイとして、「スデキ・スイダモ・テット」という言葉を贈ってほしい。で、件名には「←」を。「スデキ・スイダモ・テット」を←から読むと、「とっても大好きです」。直接的な言葉じゃなくても、「ルエミニ・イレキガキツ・トルイ・トタナア」でもいい。これは逆から読むと、「あなたといると月がきれいに見える」。夏目漱石が「アイラブユー」を訳した言葉に。「次はいつ会える?」を逆さにしてもいいですね。

 

・友人に送るメールの最後に 「Your Happy My Happy」

 

僕が発行しているメールマガジンの最後につけていた言葉が、「Your Happy My Happy」です。正確な英語だと、「Your happiness is my happiness」になるわけですが、「あなたの幸せが私の幸せ」。これ、とても好きな言葉です。歌手の浜崎あゆみさんが、あるご友人の方からのメールにこう書かれていて、とっても感動したという記事を読んで以来、僕も使わせていただいてます。

 

【著者紹介】

ひすいこたろう

作家。心理カウンセラー。著書『3秒でハッピーになる名言セラピー』(ディスカバー・トゥエンティワン)がベストセラーに。インターネットにて『3秒でHappy? 名言セラピー』を無料配信中。

 


 

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