親としては、反対したいのが本音だけれど......子どもから「バイクが欲しい」と相談されたら、あなたは何と答えますか?

 

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決めつけない

 

親から言われたくないひと言...「ダメに決まっているでしょう」

 

思春期には、さまざまな刺激を求めるようになります。その一つに「スピード」があります。その魔力に取りつかれた若者が、車やバイクの事故で命を落とす――毎年のようにそんなニュースが報じられ、そのたびに心が痛みます。

 

わが子が「バイクがほしい」と言ってきたとき、どうすればいいでしょうか。

 

「危ないからダメ!」

 

親としての本音はそうでも、禁止だけで解決するのなら苦労はありません。ひどいときは、「買ってくれないなら盗んでやる」と子が親を脅す場合もあります。

 

子どもが幼いころから、親が気分次第でカーッと怒ったり、子どもを脅したりしていると、子どもがその対応を学んで、今度は親を脅すようになります。

 

「自分でアルバイトして頭金を貯めたんだから、文句ないだろ?」 という子もいるかもしれません。自分で働いて得たお金でほしいものを買おうという心持ちは立派ですが、ローンを返済していくためにはずっとアルバイトを続けなければなりません。ガソリン代や保険代など、ローン以外のお金もかかります。

 

勉強そっちのけでアルバイトに精を出すことが、ほんとうに今すべきことなのか。事故を起こしてケガをしたり、他人を傷つけたりしてしまったら、ほんとうに責任は取れるのか。無謀な運転で万が一にでも取り返しのつかない事故になったら、保険に入っていればよいという問題ではなくなります。

 

親子でよく話し合い、「ほしい」「乗りたい」という一時的な気持ちだけでいいのかどうか、自分だけではなく周囲の他者や社会に対して責任を取るとはどういうことかを学ぶ格好の機会にしてほしいものです。

 

ほんとうは待っているひと言...「それがどういうことにつながるか、考えてみようよ」

 

 


 

【本書のご紹介】

 

「思春期の子」が話したくなるお母さんの接し方

 

『「思春期の子」が話したくなるお母さんの接し方』

思春期の子どもは、親に心を閉ざしてしまいがち。しかし一方で親の愛を欲しています。本書は、人生を左右する繊細な時期に子どもをよい方向に導くための方法を紹介します。
※家庭直販書です。一般書店では販売していません。


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【著者紹介】
内田玲子(うちだ・れいこ))
1936年、愛媛県生まれ。1968年より、神奈川県知事委託のもと、地方から小田原に働きにきていた若者たちの母親代わりをつとめ、自宅を"働く青少年の家"として開放、訪れた青年の数は数えきれない。1980年から家庭教育カウンセラーとして、全国の幼稚園・保育園の保護者をはじめ、小・中学校PTA、企業などの教育講座の講師として活躍。1989年からは、全国の教育委員会、民生委員などから講師として招かれるなど、活躍ぶりが広い分野で大きな反響を呼んでいる。
著書に『(新版)いじめの根っこ』(近代文藝社)、『自分が気づけば何かが変わる』『しあわせのバトンタッチ』(以上アートヴィレッジ)、『幸せの直線コース』『愛のキャッチボール』(以上、玄同社)、『いじめっ子・いじめられっ子にならないために親としてできること』(PHP研究所)などがある。