夜遅くに家に帰ってきたわが子......。一体どこで何をしていたの!?なんて問い詰めていませんか?心配なのはわかりますが、実はこれ、思春期の子どもにはNGワードなのです。

 

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あれこれ詮索しない

 

親から言われたくないひと言...「今頃までどこに行っていたのよ」

 

子どもが夜遅く家に帰ってきたとき、「こんなに遅くまでどこへ行ってたのよ!」と詰問しても、子どもはほんとうのことは言いません。「いったい今まで誰といたの?」と問い詰めでも徒労に終わることが多いものです。

 

親は子どもよりも多くの経験をしていますから、帰りが遅くなるといろんな心配事が起こることを知っています。だからといって、子どもを非難したり、不安をあおったりしても、解決にはなりません。

 

中学、高校になると、部活動や塾などで一段と帰りが遅くなることもあります。昔は日本は安全な国と言われていましたが、最近はそうでもなくなっているようです。 ほんとうに心配ならばあらかじめ帰宅時間やルートを決めておく、子どもの身の安全を図る必要があるときは親が迎えに行く、などの対策を講ずることが必要でしょう。

 

親の心配する気持ちはわかりますが、それを子どもにぶつけてみても仕方がないのです。

 

「どこにいたの?」「誰といたの?」は、余計な質問です。 親が迎えに行くなどの具体的な行動をしないのに、言葉だけで心配していることを伝えても、子どもは心配されたとは思えず、自分の行動を詮索されたと思います。 つまり「親は自分を信じていない」「自分は信頼されていない」と感じるのです。

 

子どもが帰ってきたなら、まずは帰ってきたことそのものを受け入れてください。 自分の心に不安がある親ほど、子どもに余計なことを言いがちです。 また、親が時間にルーズだと、子どももルーズになる傾向があります。まずは親自身が決めた時間を守ること。その姿勢は、子どもにも伝わるものです。

 

ほんとうは待っているひと言...「おかえり。ちょっと心配したけど、無事に帰ってきてくれてよかったわ」

 


 

【本書のご紹介】

 

「思春期の子」が話したくなるお母さんの接し方

 

『「思春期の子」が話したくなるお母さんの接し方』

思春期の子どもは、親に心を閉ざしてしまいがち。しかし一方で親の愛を欲しています。本書は、人生を左右する繊細な時期に子どもをよい方向に導くための方法を紹介します。
※家庭直販書です。一般書店では販売していません。


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【著者紹介】
内田玲子(うちだ・れいこ))
1936年、愛媛県生まれ。1968年より、神奈川県知事委託のもと、地方から小田原に働きにきていた若者たちの母親代わりをつとめ、自宅を"働く青少年の家"として開放、訪れた青年の数は数えきれない。1980年から家庭教育カウンセラーとして、全国の幼稚園・保育園の保護者をはじめ、小・中学校PTA、企業などの教育講座の講師として活躍。1989年からは、全国の教育委員会、民生委員などから講師として招かれるなど、活躍ぶりが広い分野で大きな反響を呼んでいる。
著書に『(新版)いじめの根っこ』(近代文藝社)、『自分が気づけば何かが変わる』『しあわせのバトンタッチ』(以上アートヴィレッジ)、『幸せの直線コース』『愛のキャッチボール』(以上、玄同社)、『いじめっ子・いじめられっ子にならないために親としてできること』(PHP研究所)などがある。