温め効果だけじゃない!生姜には、実は驚くほどたくさんの効能があるってご存知でしたか?そんな生姜のパワーを存分に感じることができる、おすすめの活用術をご紹介します。

 

 

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生姜紅茶

 

【材料】

ひね生姜...10g(親指大)

紅茶

ハチミツまたは黒糖...適量

 

【作り方】

カップ1杯の熱い紅茶に、生姜のしぼり汁(または、市販の生姜粉末)を小さじ1~2杯と、一番おいしいと感じる量のハチミツまたは黒糖を入れる。

 

【効能】

・冷え性、むくみ、肥満、初期の風邪、気管支炎、肩こり、痛み(頭痛、腹痛、関節痛)、高血圧、メタボ(高脂血症、糖尿病、高血圧)、痛風、脂肪肝、血栓症(心筋梗塞、脳梗塞)の予防、改善などに奏功する。

 

・ 体を温め、体内の余剰栄養素(糖、脂肪、コレステロール)や老廃物(尿酸、乳酸、ピルビン酸)の燃焼、排泄を促して上記の病気や症状に効く。

 

体温を上昇させて大小便の排泄をよくして健康を増進させ、あらゆる病気の予防、改善に役立つ生姜紅茶を、毎日2~4杯愛飲されるとよい。きっと「病気知らず」の健康体になれるはずである。

この20年間(年間100回以上)新聞や雑誌の取材を受けるたびに、生姜紅茶の効能を喧伝した結果、今の生姜ブームが到来したと、自負している。 私が考案したものとばかり思っていたが、インドでは古くから、生姜紅茶が愛飲されていたようだ。 体を温め、強心利尿作用をもつ「紅茶と生姜」を組み合わせ、さらにすぐにエネルギーになる自然の糖分やビタミン、ミネラルが存分に含まれるハチミツや黒糖を加えることで醸し出される相乗効果が、上記の効能をもたらす、と考えられる。

 

生姜湿布

 

【材料】

ひね生姜...150g

 

【やり方】

(1) 生姜をすりおろして、木綿の袋に入れて、上部をひもでくくる。

(2) 水2ℓを入れた鍋に(1)を入れて、火で熱し、沸騰寸前で火を弱める。

(3) とろ火で熱し続け、70度くらいになった頃に、タオルを湯の中に浸した後、軽くしぼる。

(4) (3)で患部に湿布し、その上にビニール袋と乾いたタオルを重ねると、長く温めることができる。

(5)10~15分湿布したら、2~3回とりかえる。

※生姜湯は、火で温め直すと2~3回使える。

※生姜湿布をする前後1時間は、入浴すると、ヒリヒリするので要注意。

 

【効能】

・腹痛、関節痛や筋肉痛のあるところに施す。

・肝臓病では右上腹部に、腎臓病では背中の下部の背骨の両側に施す。

・気管支炎や喘息の時、胸部と背中に施すと、著効を呈することが多い。

・腹水に対して、腹部全体に広く施すと、尿の出をよくして腹水を軽減することができる。

・吐き気、食中毒、胃腸病、便秘、食欲不振などの消化器症状には腹部全体に施す。

・下肢に生姜湿布をするとむくみにも有効。

・アトピー性皮膚炎に用いると、最初はしみるが、治癒を早めてくれることが少なくない。

 

※ 生姜汁で皮膚への刺激が強い人は、うすい汁から慎重にやること。特に顔面にやる時は、腕の皮膚などで試してみて、赤くなったらやらないこと。

※ まれに、生姜の刺激が強く、皮膚が赤くなったり、かぶれたりする人がいる。この時は、かぶれない程度まで、生姜汁をうすめる必要がある。それでもかぶれる場合はやらないこと。

 

生姜風呂

 

【材料】

ひね生姜...1個

 

【やり方】

生姜1個をすりおろしたものを、布袋に入れて湯船に入れる。

 

【効能】

・リウマチなどの痛み、こり、冷え性、不眠症、腎盂腎炎

・膀胱炎・婦人病など、下半身の冷えが原因で起こる病気に効く。

 

生姜風呂に入ると入浴中はもちろん、入浴後も汗が噴き出てくるほど体が温まり、心身ともに軽く爽やかになる。特に水太りの人には特効の入浴法だ。生姜の保温効果と芳香成分の作用(鼻粘膜から血液へ吸収され、脳神経を鎮静化する)で安眠、熟睡効果も期待できる。ただし、入る前に生姜風呂のお湯に手をつけてみて、かゆみや発疹が出るなら、入浴はやめること。

 


 

 

【本書のご紹介】

 

医者いらずの「生姜(しょうが)」事典

 

『医者いらずの「生姜(しょうが)」事典』

やせる! 若返る! 病気が治る! きれいになる! 生姜の力を実感する人が続出! ジンジャーブームの火つけ役がおくる、生姜本の決定版。

 

【著者紹介】

石原結實(いしはら・ゆうみ)

1948年、長崎市生まれ。医学博士。長崎大学医学部卒業、同大学大学院医学研究科博士課程修了。現在、イシハラクリニック院長として漢方薬と食餌療法指導によるユニークな治療法を実践するかたわら、全国各地で数多くの講演を行う。先祖は代々、鉄砲伝来で有名な種子島藩藩医。3代前は薩摩藩に英国医学を伝えたウィリアム・ウィリスに師事して外科学を修め、後に上京して済生医学舎に学んだ石原平次郎民也。コーカサス・グルジア共和国科学アカデミー長寿医学会名誉会員。

著書に、『「医者いらず」の食べ物事典』『石原式「朝だけしょうが紅茶」ダイエット』『「食べない」健康法』『男が老化しない生き方』(以上、PHP文庫)『生姜力』(主婦と生活社)、『「体を温める」と病気は必ず治る』(三笠書房)、『新 健康力大全』(KKロングセラーズ)など200冊以上。