あなたはまとめ買い派?それとも毎日買う派?食費に余計なお金を使わないためにも、その選択を見直してみましょう。

 

 

食料品をまとめ買いするほう?それとも毎日買うほう?

 

「食費は手取り月収の15%まで」。これが理想です。手取り月収30万円なら、食費は4万5000円。え~?!うちは大幅オーバー、と思っていますか?それともきちんと収まっている?

 

とはいえ、食費を大幅にカットすることには、私はあまり賛成できません。 食は健康な体を作ってくれる命の源。おいしい食事を家族で囲むひとときは、かけがえのない時間です。贅沢をしない程度に、毎日のごはんを楽しんでください。

 

でも時々、「そんなに贅沢をしているつもりはないのに、なぜか毎月の食費が10万円を超してしまう」という人がいます。何が食費アップにつながっているのでしょうか。

 

その理由を探っていくと、ある場所にたどり着きます。その場所とは「冷蔵庫」。冷蔵庫を見ると、お金をムダにしてしまう人、そうでない人の見分けがつくのです。

 

まず、隙間がないくらい食料が詰め込まれている冷蔵庫は 「お金の貯まらない冷蔵庫」 です。奥のほうまで食材がぎっしりなので、何が入っているか分かりません。消費期限切れの食品もたくさんあるのではないでしょうか。せっかく買ったのに、誰の口にも入らないうちに捨ててしまうなんて、お金を捨てているようなものですよね。それに、もう食べられないものをわざわざ電気代を使って冷やすなんて、これほどムダなことはありません。物を入れすぎることで冷蔵効率が悪くなり、電気代アップにもなってしまいます。

 

次に、引き出し式の冷蔵庫への 「物の入れ方」 です。買ってきたものを上へ上へと積んでいく入れ方はNG。下のほうにある食材に気づきにくくなり、重複買いの元になります。ジッパー付きの袋に小分けし、立てた状態で入れれば、食材が埋もれません。

 

要は、冷蔵庫にある食品を「使い切る」「埋もれさせない」ことが重要なのです。これがお金の貯まる冷蔵庫の使い方です。

 

さて、冒頭の質問、「まとめ買い」と「そのつど買い」 では、どっちが得か損かですが、損をしやすいのは 「まとめ買い」 のほうです。セールのときに安い食料品をまとめて買ったほうがお得なように思いますが、大量に買った分、冷蔵庫の整理が大変になり、食品を埋もれさせてしまう原因となります。片付けや整理が面倒な人ほど、まとめ買いは避けたほうがいいでしょう。

 

また、調味料をどの程度そろえるかも、ムダを防ぐ大きなポイント。私の場合は、基本の調味料だけをそろえています。例えば、しょうゆ、酒、マヨネーズなど。ドレッシングやたれ類は重複買いしやすいので、手作りしています。

 

冷凍食品もまとめ買いに走りやすい食品ですが、買う場合は、2週間で使い切る量だけに留めておきましょう。長期間放置しておくと、買ったことを忘れてしまい、冷凍焼けなどで味が落ちる場合もあります。

 

資滅エネルギー庁によると、家庭の中で一番電気を消費するのが「冷蔵庫」。エアコンやテレビを抑え、堂々の第1位です。詰め込みすぎを防ぎ(年960円程度の節約効果も)、冷蔵庫にある食品を使いきるようにするだけで、自然と節約効果が上がっていきますよ。

 


 

【本書のご紹介】

 

お金持ちになる女はどっち?

 

『お金持ちになる女はどっち?』

一見お金とは関係なく思えることが、貯まる女と貯まらない女の分かれ道に。自分の生活スタイルをチェックして、お金持ちになろう!

 

【著者紹介】

花輪陽子(はなわ・ようこ)

ファイナンシャル・プランナー。CFP認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士。

1978年、三重県生まれ。青山学院大学国際政治経済学部を卒業後、外資系の投資銀行に入行。OL時代は借金200万円の「貯まらん女」だった。2009年、世界同時不況「リーマンショック」のあおりで、夫婦同時失業を経験。猛勉強の末、ファイナンシャル・プランナーに転身。雑誌、新聞、テレビ等でのマネー監修など幅広く活躍する。現在は生活の拠点をシンガポールに移し、日本と行き来している。一児の母。

主な著書に『貯金ゼロ借金200万円! ダメダメOLが資産1500万円を作るまで』(小学館)、『夫婦で一生に必要なお金がしっかり貯まる本』(PHP研究所)、『30代で1000万円貯める!共働き夫婦のマネー術』(日本経済新聞出版社)などがある。