脳のエネルギーとなる炭水化物。しかし、ただたくさん食べればいいという訳ではありません。

 

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かしこい脳をつくる栄養素 低GIの炭水化物

 

複雑な働きをしている脳は、エネルギーの消費がとても大きい臓器です。そのためエネルギー補給を上手にしてやらないと、たちまちエネルギー不足を起こしてしまいます。

しかも脳を動かすエネルギー源は、たったひとつしかありません。「ブドウ糖」です。

「ブドウ糖」がたくさん含まれているのが主食となるお米やパンなどの炭水化物ですが、「お米やパンをたっぷり摂っていれば大丈夫なの?」というと、必ずしもそうではないのです。脳へのエネルギーを安定的に供給するには、ブドウ糖がゆるやかに吸収されていくものを選ぶことが大事だからです。

血糖値という言葉を耳にしたことはないでしょうか?

血糖とは、血液の中のブドウ糖の濃度のことです。ブドウ糖が吸収されて血糖値が上がると、体はインスリンというホルモンを分泌して、血糖値が上がり過ぎないようにコントロールします。

炭水化物の中でも、白米や白パンといった精製度の高い食品は、分解されたブドウ糖が一気に血液に送られて血糖の急上昇を招き、血糖値を下げる働きをするインスリンが大量に分泌されてしまいます。それによって一気に血糖値が下がってしまい、ブドウ糖を摂ってもすぐにガス欠を起こしてしまいます。

これを防ぐには、血糖値の上昇がゆるやかになる食品、いわゆる「GI値」の低いものを選ぶことがポイントです。穀類なら、玄米、胚芽米、全粒粉のパンといった精製度の低いものほど「低GI」です。麦や雑穀を混ぜたごはんやパンなどもおすすめです。

白米や白パンを食べるときも、「低GI」食品を一緒に摂りましょう。乳製品、卵、野菜、きのこ、海藻といった「低GI」食品を組み合わせることで、血糖値の急上昇を抑えながらブドウ糖を補給することができます。

 


 

【本書のご紹介】

 

 

7歳までに決まる! かしこい脳をつくる成長レシピ

 

『7歳までに決まる! かしこい脳をつくる成長レシピ』

脳をつくるたんぱく質やエネルギーになる糖、働きを活発にするカルシウムやビタミンなど、様々な栄養が効率よく摂れるレシピを紹介しています。子どもがよろこぶ工夫もいっぱいです!
※家庭直販書です。一般書店では販売していません。


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【著者紹介】

小山浩子(こやま・ひろこ)

管理栄養士、料理家。大手食品メーカー勤務を経て、現在は料理教室の講師やコーディネート、メニュー開発、栄養コラムの執筆、NHK「きょうの料理」をはじめテレビ出演など幅広く活躍中

 

成田奈緒子(なりた・なおこ)

文教大学教育学部特別新教育専修教授、小児科専門医。文部科学省「リズム遊びで早起き元気脳」実行委員長。子育てを応援する専門家によるワークショップ『子育て科学アクシス』を主宰。