贅沢しているつもりはないのに、なぜかお金が貯まらない──そんな「ビンボー体質」の人たちの共通点とは?

 

くらしラク~る

 

判断のモノサシが短い

 

金持ち体質とビンボー体質の最大の違いは、判断のモノサシの「長さ」にあります。

金持ち体質の人は、5年後、10年後などの遠い将来像を明確にしながら、必要な手を打ちます。銀行手数料などの小さい出費も「長年使えばかなりの出費」と考えてネットバンクを利用するなど、工夫も怠りません。

逆に、ビンボー体質の人は目先のことに重点を置きがち。「突然欲しくなって」衝動買いをしたり、「今、別に不便はないから」と、同じ銀行や保険をなんとなく使い続けたり。

また、流行に左右されやすい傾向も。着られなくなった去年の服がタンスの肥やしになることもしばしばです。

対照的に、金持ち体質の人は上質なものを長く着ます。これなら愛着がわき、費用面でも最終的にはお得。「長いモノサシ」はお財布に優しく、幸福度も高いのです。

 

体質改善:損得を長いスパンで考えよう

 

所有することで満足

 

「賃貸より持ち家のほうがいい」「車は持っていたほうがいい」「このバッグ、(いつ使うのかはわからないけれど)持っていたい」──こんな「とりあえず持っておこう」志向も、ビンボー体質の特徴です。

あらゆるモノは、使ってこそ価値があるもの。持っているだけでは何の役にも立ちません。もし快適な暮らしができるなら、賃貸住宅でも問題ナシ。車も、たまに使うだけならレンタカーやカーシェアリングのほうが断然お得です。

ところがビンボー体質の人は「見栄っ張り」が多いので、持つことそのものに価値を置きがちなのです。

金持ち体質の人は、ただ所有するだけのためにはお金を使わず、使うぶんだけに出費する習慣が身についています。そうするとすべての持ち物が有効活用されるため、暮らしの満足度もアップします。

「持っているだけ」のモノに囲まれて家計が潤わないストレスとは、すっぱり縁を切りたいところです。

 

体質改善:使用分に対して払うという意識を持とう

 

いつ、いくら必要か わかっていない

 

ビンボー体質の人は、いつでも不安。加えて、なぜ不安なのか自分でもわかっていないのが特徴です。「もっとお金を貯めないと」と思うわりには、それが「何のためか」は考えていないのです。ただ「なんとなく」貯めておかないと将来困りそう、と思い、焦ってばかりいます。

反対に、金持ち体質の人は目的を明確にしながらお金を貯めます。「来年、海外旅行に行くために」「三年後に子供が私立高校に入った場合に備えて」「定年後の生活を安定させるために」というふうに、したいことがハッキリしています。

すると「どれだけ貯めればよいか」もハッキリします。海外旅行のために五十万、学費のために二百万、老後のために一千万、と目標額が設定されているので、そのためにどうするか、という行動計画も立ちます。そこにあるのは不安ではなく「課題解決への意欲」となるでしょう。

 

体質改善:「貯める目標」を明確にしよう

 

お金持ち=高収入と思っている

 

「お金持ちとは、収入の多い人」だと思っているとしたら大間違い。年収一千万円以上の家庭でも、ビンボーな人は存在します。

たとえば、ある程度収入のある夫婦が、憧れだったセレブな街に立派な家を建てたとしましょう。すると、「ご近所さんと同レベルの生活を送らなくては」と高価な家具や車をそろえなくてはならず、日用品も高級スーパーで購入......と出費がかさんで家計はみるみる赤字に。これではまったくリッチな気持ちにはなれませんね。

つまり、本当に大事なのは「収入以上に支出が増えない暮らしができているかどうか」なのです。それができているなら、年収が少なくても安心な暮らしができて、気持ちにもゆとりが出るでしょう。

収入額に関わらず、身の丈に合った暮らしをして、満足を覚えていれば十分に金持ち体質。不満や不安はビンボー神を引き寄せる、と心得て。

 

体質改善:身の丈に合った暮らしを心がけよう

 

【著者紹介】

田口智隆(たぐち・ともたか)

1972年、埼玉県生まれ。28歳のときに自己破産寸前まで膨らんだ借金を、徹底した節約と資金運用によりわずか2年で完済。現在はマネー・カウンセリングやお金に関する講演活動を行なっている。

 


 

くらしラク~る「PHPくらしラク~る」は主婦が何気ない毎日をラクに楽しく過ごせるように応援する生活情報。 2017年9月号の特集は<金持ち体質vs.ビンボー体質>です。

 

年間購読のご案内

毎月、忘れずに「PHPくらしラク~る♪」を読みたい! そんなあなたにおすすめしたいのが、年間購読。毎月ご自宅へお届けします。送料無料。 年間購読のお手続きはこちらからどうぞ