どれだけ忙しくても、家事や仕事や子育てに追われない“時間セレブ”になることで、心も家計も豊かになります。

 

 

心も家計もゆとりが生まれる 時間セレブVS.時間ビンボー

 

掃除、洗濯、料理、子育て、ご近所付き合い、主婦の一日は瞬く間に過ぎていきます。「時間がない」が口ぐせの方も、いらっしゃるのではありませんか?

ところが同じような環境の方でも、家事を余裕でこなし、おしゃれや趣味も楽しんでいる、幸せオーラをまとったような人がいます。

その違いは、どこから生じるのでしょうか。

彼女たちは、煩雑になりがちな家事だからこそ段取りを決め、完璧を求めるのではなく、暮らしを楽しくするための時間の使い方を心がけているのです。

面倒なことは手間をかけず、頼めることはお願いすれば、心と時間にゆとりが生まれます。それは「時間」を贅沢に使っている「時間セレブ」。

「時間セレブ」になれば、ストックがあるのに、慌てて買い物をしたり、約束の時間に遅れそうになって、バスで行けるのにタクシーを使う羽目になったり、そうしたムダなお金を使うことも、余計な行動もなくなります。

結果、心豊かにお財布にも優しい暮らしができるのです。

 

あなたは大丈夫!? 「時間ビンボー」な人の10の特徴

 

・仕事も家事も子育ても完璧を求める人

・「自分がやった方が早い」と、他人に物事を頼めない人

・「自分は頼りにされている」という自負が強い人

好奇心旺盛で「あれもこれも」やりたがる人

物事の優先順位をつけるのが苦手な人

時間に追われていないと「サボっている」ように感じる人

常識やルールに捉われがちなタイプの人

「忙しい」「時間がない」が口ぐせの人

頼まれると、断れない人

専業主婦だから、家事や子育てはすべて自分の役割だと考えている人

 

じつは…真面目で責任感が強い人ほど要注意!

上記の項目のように、「時間ビンボー」になりがちな方に共通するのは、真面目で責任感が強いということ。それは、ほめられるべきことですが、高ずれば時間や労力をかけたのに、成果が得られないうえにストレスが溜まり、心身ともに疲れるばかりです。

 

「時間セレブ」の掟(1)

家事と子育ての時間配分を考える→「追われている感」を追放!

 

一日が24時間であるのは、誰も同じです。そしてその量を増やすことは、できません。できるのは、ライフスタイルに合わせて時間をかけるべきところと、かけなくてもいいところを見極め割り振りする、「時間密度」の調整です。

たとえば、子育てや介護は時間を求められるものですから、家族の協力や周囲からの支援が得られたとしても、削減には限界があります。

一方、掃除や洗濯、料理は時間をかけようと思えば際限がありませんが、毎日掃除や洗濯をしなければいけないとか、毎食、手作りの料理を並べるなど、厳しいルールを強いなくてもいいのです。

家族の機嫌を伺ったり、世間の常識に捉われたりせず、無理なくできる「マイルール」を決めてしまえば、時間に追われているという意識はなくなります。

 

「時間セレブ」の掟(2)

「目的&制限時間」を設ける→労力のムダが減少!

 

今、あなたがしている家事の目的は何ですか?

それを行なうことで得られる恩恵は、何でしょうか?仕事に目的があるように、家事にも目的があります。

たとえば、玄関に靴が脱ぎ散らかしてあったり床が汚れていたりすれば、不潔なだけでなく、訪ねてきた方に不快感を抱かせ、ひいては人間関係に影を落としかねない。だから、玄関を綺麗にするのです。

そうした家事の目的が理解できれば、必要なモノが分かり、やる気も違ってきます。

さらに、家事の流れを見直して、適正な時間を決めましょう。本来、5分で終わる洗濯物をたたむ作業も、友人と電話でおしゃべりしながら行なえば、1時間かかるかもしれません。

家事の目的と制限時間を決めれば、集中力が高まり素早い行動がとれます。時間と労力のムダづかいは、なくなります。

 

「時間セレブ」の掟(3)

家事の“組み合わせ”を考える→金運がアップする!

 

時間を生み出し、効率よく家事を行なうには、「何かをしながら何かをする」という同時進行が欠かせません。

長時間かかる煮豆を作りながら縫い物をする。洗濯機を回しながら掃除機を使う、というようなことは、理にかなっていますが、たとえば仕事の準備などをしながら料理を作るのは、おすすめできません。

火を使う→危険を伴うから注意をする。注意をするから気が散って仕事の準備にミスをおかす可能性がある→自分の足をひっぱる→金運も下がる!自分では、うまく同時進行しているつもりでも、これではできていないも同じです。

私の反省ですが、自宅で英会話教材をイヤホンで聴きながら、アイロンをかけていたら、来訪者のインターフォン音に気づかなかっただけでなく、英会話に聴き入りハンカチをこがしたことがありました。

幸いにも大事には至りませんでしたが、家事は上手に組み合わせて進行しないとリスクを招きますので、注意しましょう。

 

「4:3:3」が時間の黄金バランス!

 

お金と同じように、時間も「消費」「浪費」「投資」という考え方ができます。

「消費」とは、家事など、するべきことにかける時間。

「浪費」とは、休息や一見ムダのように思える時間。

「投資」とは、自分のために使う時間です。

ここであなたの日常を振り返ってみましょう。

するべきことが多く「消費」ばかりという方。家族が協力的で「浪費」も「投資」もある程度できているという方。子どもが巣立ち、夫婦2人暮らしになったのだから「投資」を思う存分したいという方。

それぞれ事情は異なりますが、ムダだからといって「浪費」をすべてカットするのは難しいことですし、そんな暮らしでは息が詰まります。

また「投資」ばかりでは家事が滞り、家族の不満が爆発するでしょう。

私の経験則ですが「消費4」:「浪費3」:「投資3」を基本にすると無理がなく、暮らしにもゆとりが生まれてきます。

また、忙しくしているとつい見落としがちですが、「時間セレブ」になるには、睡眠時間の確保が重要なカギ。心身の健康を維持できてこそ、家庭も家計も預かれるというもの。睡眠時間は、「するべきこと」=「消費の中でも最優先項目」と捉えましょう。

 

【著者紹介】

臼井由妃(㈱健康プラザコーワ、㈲ドクターユキオフィス 代表取締役)

会社経営やコンサルティング、執筆、講演活動を行なっている。著書に『お金持ちはなぜ、靴をピカピカに磨くのか?』(朝日新聞出版)などがある。

 

 


 

くらしラク~る「PHPくらしラク~る」は主婦が何気ない毎日をラクに楽しく過ごせるように応援する生活情報。 2017年11月号の特集は<時間とお金のハッピー法則>です。

 

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