ホンネを言えばやりたくない家事は誰にでもあるもの。ですが、嫌いな家事も発想の転換とちょっとのアイデアで、ずっとラクになります。

 

食卓

 

みんなが嫌いな家事 (編集部調べ)

1お風呂そうじ

2食器洗い

3洗濯物をたたむ、収納する

4アイロンがけ

5夕食作り

 

お風呂そうじ

...入浴中と入浴直後に済ませよう

 

そうじ全般に言えることですが、汚れは気がついたらすぐに落としておくのが一番簡単で合理的。つまり、お風呂そうじは入浴中と入浴直後に済ませてしまうと、熱と湯気で汚れも落ちやすいのです。

お湯をわかす前にそうじの時間を別にとっている人は、お風呂そうじこそ、「ながら」がおすすめ! そのためにも、そうじの道具類の見直しをして、家族でシェアできる仕組みを作りましょう。

 

【ラクする時短テク】

・お湯を抜きながら浴槽そうじ

洗剤いらずで汚れが落ちる素材を使ったスポンジやブラシで、最後に入浴した人が浴槽のお湯を抜きながらざっとそうじを済ませてしまう習慣を。残り湯を洗濯に使う場合も、ざっと内側をこすっておくだけで、あとがラクです。

 

・ブラシ&シャンプーでこすり洗い

清潔で握りやすいブラシを浴室に常備して、床や壁、蛇口まわりや棚などに汚れをみつけたらすぐ、こすり落として。通常の汚れ程度なら、シャンプーやボディソープで髪や体をすすいだお湯でこすれば、十分落ちます。

 

食器洗い

...食器洗い機の導入を検討しよう

 

海外に比べて、日本の食卓は食器も調理器具もたくさん使います。調理の頻度が高いと、洗い物を済ませないと食事の準備ができない状況となり、時間も負担感も増すことに。負担感が大きい場合は食器洗い機の導入も検討して。

手洗いの人は、ひとつの鍋で複数の料理を調理したり、保存容器をかねる食器を使うなど、洗い物を減らす工夫を。家族での食器洗いのシェアも必須ですね。

 

【ラクする時短テク】

・ワンプレートの日を作る

カフェ風にワンプレートに盛りつけたり、素敵なお盆におしゃれに一汁一菜のしつらえをしてみるなど、楽しく皿数を減らす工夫をしてみて。ポジティブに取り組むと、ごはん作りの楽しみにもつながりますよ。

 

・食器洗い機の活用でシンク汚れを軽減

食器洗い機があると、食器洗いの時間だけでなく、ふきんやシンクの汚れも減るので、洗濯とそうじの時間もカット。汚れた食器が見えなくなるだけで気がラクとか、夫や子どもに後片づけを頼みやすくなるなど、副次効果がいっぱい!

 

洗濯物をたたむ しまう

...収納動線を"近くに"しよう

 

干す・たたむ・しまう動線が離れていると、忙しいときは作業途中で洗濯物が滞留。これが目に入ると「たたまなくちゃ」「しまわなくちゃ」という気持ちの負担感にもつながります。まずは洗濯物の収納動線の見直しから手をつけるのがコツ。

また、たたみ方や収納方法に独自のルールを作ってしまうと、家族が手伝いにくくなってしまいます。ハードルをなるべく低くしましょう。

 

【ラクする時短テク】

・取り込みながらたたんでみる

タオルを半分に折って干し、1/4にたたみながら取り込めば手間が省けます。シャツやズボンもパタパタと2回ほどたたんで取り込めばコンパクトに。干し方を工夫して、簡単にたたみながら取り込む習慣をつけるとラク。

 

・物干しやハンガーごと移動する

移動式の物干しを洗濯機のそばに置いて、干したらベランダ等に移動。取り込むときは物干しごと、そのまま室内に。シャツ類はハンガーで干してそのままクローゼットに。室内に取り込んだ洗濯物が滞留しない工夫を。

 

アイロンがけ

...衣類の素材選び&置き場を見直そう

 

アイロンはひとつの技術ですから、得意不得意があって当たり前。負担に感じるのであれば、まずはアイロンの出番を極力減らす工夫を。

ハンカチはタオル素材に。ワイシャツは形状記憶にして、クリーニングも活用しましょう。制服などでどうしてもアイロンが必要なものは、ラクに自己管理できる環境を作ることが大切。アイロンの置き場、アイロンの種類などを見直して。

 

【ラクする時短テク】

・衣類スチーマーを試してみる

最近は衣類をハンガーにかけたまましわ伸ばしができる衣類スチーマーが人気です。スーツや制服の着じわにはこちらのほうが便利。家族みんなで使えて重宝します。道具の見直しも大事ですね。

 

・アイロンコーナーを作る

アイロンは道具の出し入れによる負担感も大。コンセントに差したらすぐ使える状態で、アイロンを含む衣類のお手入れコーナーを作ってみるのも手。自分もラクだし、家族も手を出しやすくなります。

 

夕食作り

...ワンパターン化もよしとしよう

 

海外での生活を体験すると、日本の主婦の食事作りの大変さを痛感します。献立を日々変えて、主菜と副菜を作り栄養バランスも、となると負担感も増えます。海外では毎日同じメニューや、ワンプレートだけという食事も多いですが、それでも十分満足できるものです。

少し視点を変えて、楽しみながらラクをする工夫を。大事なのはおいしく楽しくいただくこと。無理は禁物です。

 

【ラクする時短テク】

・決まった献立の日を作る

たとえば火曜日はカレーと決めておくだけでも、献立を考える手間がなく、食材管理もラクに。家族も楽しみにできます。鍋の日、外食の日など、バランスよく配分して、楽しくラクをしましょう。

 

・作りながら食べたっていい

フランスの家庭では簡単な前菜を出し、主菜が煮えたら夫や子どもが盛りつけるという風景も。全部自分で準備せずとも、ホットプレートで焼きながら、卓上コンロで煮ながら等、家族で食卓を作っていくのも楽しい工夫です。

 

「PHPくらしラク~る」 5月号より

 

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本記事は、PHPくらしラク~る2018年5月号特集【「イヤな気持ち」は捨てられる!】より、一部を抜粋編集したものです。

 

【著者紹介】

ももせいづみ(コラムニスト)

忙しくてもゆるりと楽しく暮らすためのアイデアや時短レシピ、生き方のアドバイスは男女問わず幅広い世代から支持を集めている。著書に『「願いごと手帖」のつくり方」(PHP研究所)ほか多数。