やんわり仕掛けてくるマウンティンを上手にかわすために、自慢話が止まらない人との会話のポイントとは?

 

女性

 

どうしても苦手な人、いませんか?

 

仕事やプライベートで、あなたの周りにいる人たちを思い浮かべてみてください。すごく嫌なことをするわけでも、ひどいことを言うわけでもないのに、「なんとなく苦手」と思う相手っていませんか?

たとえば、「ああ、なぜかこの人と話すとすごく疲れちゃう」「悪い人じゃないけれど、いちいち返答するのが面倒くさい」「会話の後味が悪い」と感じてしまう相手です。

 

自慢話とは、優位性を示すための会話

 

直接何かされるわけではないけれど、ちょっと面倒なのは、「自慢話ばかりする人」との会話です。SNSでのやり取りと違って、目の前に人がいるわけですから、あからさまに嫌な顔をするわけにはいきません。しかし、会うたびに自慢話をされるとストレスが溜まってしまいます。

自慢話をする人には、「その話をすることによって、自分の優位性を相手に伝えたい」という心理があります。ですから、「話が伝わった」という事実だけを相手に理解してもらうのが一番です。

 

比較は不要! 真実だけを受け止めて

 

自慢話がストレスになるときは、「それは相手にとって素晴らしい体験だった」という事実を中心に会話を展開していきます。

相手「うちのダンナが部長に昇格したの! ほかにも候補がいたのにダンナが選ばれたみたい」

自分「旦那さんが部長に昇格したんだ! 候補者が他にいた中で選ばれたんだね!」

相手「そうなのー。今日はお祝いだから、銀座のレストランでディナーなの」

自分「おめでとう! お祝いのディナー、行ってらっしゃい!」

このような会話を繰り返すうちに、相手は、あなたに自慢話をしても自分の優位性を伝えられないと思うようになり、少しずつ自慢話が減っていきます。

そのとき、思考のクセにヒントがあります。相手の自慢話を聞いたとき、相手と自分の現状を比較して、深く考えてしまうクセはありませんか? もしそのようなクセがあるなら、相手の話の「事実そのもの」を受け止めることを優先してみてください。

優位性は受け取らず、「話が伝わった」という事実だけを伝えることがポイントです。

 

『PHPスペシャル』 6月号より

 

【著者紹介】

宮本実果(みやもと みか)

1975年生まれ。MICA COCORO代表、産業カウンセラー。カウンセリングや研修を通じて、働く人たちのサポートを行なう。著書に『仕事は人間関係が9割』(クロスメディア・パブリッシング)などがある。

 

Rmokuji02.jpg

 

本記事は、PHPスペシャル2018年6月号特集「なぜかトクする人、ソンする人」より、一部を抜粋編集したものです。