話題のマインドフルネスで 「いま、ここ」に集中すれば、部屋の片づけもお金の使い方も上手になります!

 

女性

 

不安や悩み、ストレスをかかえてイライラしたり、気持ちが落ち込んだりするときは、いま目の前にあることに集中してみましょう。

たとえば、台所しごとに集中する、お風呂掃除に集中する、水を飲むことに集中するなど、日常のいろいろな場面で「いま、ここ」を意識するのです。そのことだけで頭をいっぱいにできるようになると、心も体もリフレッシュし、やる気や集中力、気づきを引き寄せることができます。これが、いま話題のマインドフルネスです。

マインドフルネスの状態になると、頭のなかが「断捨離」されてクリアになるので、日用品や洋服などをムダ買いすることがなくなり、お金の管理や使い方がとても上手になります。また、判断力がアップし、まわりが見渡せるようになるので、部屋の片づけも効率よくはかどります。

不安や妄想が湧いてきても、いい・悪いと判断せず、「いま、ここ」にもどるだけで、いつでもマインドフルネスの状態になるのです。

マインドフルネスの状態になって、願いをかなえる「引き寄せ脳」になるためのヒントをご紹介していきます。

 

「引き寄せ脳」のベースをつくる 「呼吸」を意識しよう。

 

マインドフルネスでは、呼吸のやり方がとても重要になります。

いわゆる瞑想法のように、呼吸をするときに「頭をからっぽにする」ことを意識するのではなく、「いま、呼吸をしている」ことに集中するのがポイントです。

「息を吸う、吐く」という呼吸のことだけを考えるうちに、「いま、ここ」にいる自分が見えてきます。その状態になると、余計なことを考えなくなり、頭のなかが断捨離されていきます。そして、次に何をすべきか、的確に判断できるようになるのです。

 

【STEP 1】

・椅子に腰かけるのでも、床に座るのでもOK。背筋を伸ばし、自然に息を吸う。

・鼻を通る空気が温かいか冷たいか、湿っているか乾いているかを感じる。

息を吸うときに、「ゆっくり」とか「深く」とコントロールしようとするのではなく、自然に吸って胸やお腹がふくらむのを感じることが大切です。体の動きを感じることで、「いま、ここ」に意識が集中します。

 

【STEP 2】

・10~20秒かけて、吸って吐いてを行なう。吐くときのほうが集中しやすい。

吸うときの2倍くらいかけて、息をゆっくり吐いていきます。このとき、胸やお腹がしぼんでいくのを感じてください。吸う・吐くを数回くりかえすと、もやもやした思いが爽快感に変わっていきます。

 

【ここがポイント】

・息を吸うとき、吐くときに、「いま、呼吸している」と感じる。

・呼吸は1回1回違うので、その違いを感じ取る。

・妄想や雑念が湧いても気にせず、呼吸していることに意識をもどす。

 

「引き寄せ脳」を実現させる マインドフルネス3分レッスン

 

日常生活のなかで、誰でも簡単にマインドフルネスの状態になるための6つのレッスンを紹介します。

1つ30秒ですから、全部やってもたった3分で、願いをかなえる「引き寄せ脳」を手に入れることができます。

 

・歩くときに足裏と地面に意識を向ける(30秒)

足裏で地面を感じながら、30秒間歩きます。大地を踏みしめる感覚に集中することで脳がクリアになり、「いま、ここ」にいることがはっきり意識され、次にやるべきことが見えてきます。

 

・詩の一節を唱えたり 歌を歌ったりする(30秒)

自分の好きな詩や名言を唱えたり、お気に入りの曲などを歌ったりしてみましょう。フレーズに集中することで、心配や不安など余計な考えが浮かんでくるのをブロックすることができます。

 

・ 聞こえてくる音に耳を傾ける(30秒)

身のまわりで聞こえるいろいろな音から1つを選び、心地よいとか、嫌な音だという判断をせずに、30秒間、その音を聴くことに集中しましょう。心の迷いがなくなり、注意力、判断力がアップします。

 

・歯ごたえのあるお菓子を噛みしめる(30秒)

香りや味を感じながら「ポリポリ」と噛むことに集中すると、「いま、ここ」が強く意識され、満足感や幸せ感で満たされます。すると、幸せホルモンであるセロトニンが分泌され、心が穏やかになります。

 

・目を力いっぱい閉じて一気に力を抜く(30秒)

目のまわりの筋肉にギューッと力を込め、目を閉じます。3~5秒たったら、一気に力を抜いて目を開けます。これを5、6回くりかえすと、ストレスや緊張が解きほぐされ、心が落ち着きます。

 

・感覚を研ぎ澄まして食器を洗う(30秒)

雑念を持たず、ひたすらきれいにすることに集中して食器を洗います。水が手に当たる感触や、水が冷たい、ぬるいといった感覚が手から伝わることで心が解放され、気づきが生まれます。

 

【著者紹介】

齊藤勇

立正大学名誉教授、大阪経済大学客員教授。1943年生まれ。テレビ番組「それいけ! ココロジー」出演など、心理学ブームの火つけ役となった。とくに、対人感情の心理、自己呈示の心理などを研究。2014年3月まで立正大学心理学部長を務め、同大学定年退職後、名誉教授に。『超・相槌』(文響社)など著書多数。

 

『PHPくらしラク~る』 10月号より

 

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本記事は、PHPくらしラク~る2018年10月号特集「貯まる! 片付け」より、一部を抜粋編集したものです。