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生き方

ドキドキ・キュンキュンするのは、だいたい「悪縁」

中井耀香(古神道数秘術家)

2023年06月06日 公開

ドキドキ・キュンキュンするのは、だいたい「悪縁」

縁には悪縁と良縁があるといいます。見極めるには、どうしたらよいのでしょうか。古神道数秘術家の中井耀香先生が教えます。

※本稿は、中井耀香著『天を味方につけてベストパートナーを引き寄せる すごい!「縁むすび」』(PHP研究所)より、内容を一部抜粋・編集したものです。

 

良縁も悪縁も、1つずつではない

神社で縁むすびのご祈願をするということは、良縁と巡り会うのは難しいことだと無意識に感じているからなのかもしれませんが、実は、1人1人がたくさんの良縁とつながっています。そして、それと同じくらい悪縁ともつながっています。

良縁も悪縁も、1つずつではないのです。

易学的には、良縁も悪縁も、「縁がある」という意味では「運命的な縁」と捉えます。そして、運命的な縁は無数につながっています。みなさんが思っている以上の縁がつながり合い、絡み合い、ひしめき合って存在しているのです。

そのため、たくさんある縁のうち、どれが良縁でどれが悪縁かを見極めるのが難しいのが悩みどころなのです。

 

「ひと目惚れ」には要注意!

一緒に困難を乗り越えるパートナーと結ばれたいなら、縁ある相手の中から、悪縁ではなく良縁を引き当てればいいですよね。そのためには、悪縁を敏感に察知して避ける必要があります。

そこで頼りになるのが、「キュン」という感覚です。

目と目が合って胸がキュンとして、その人を見るたびに胸がドキドキする。その人のことを思って眠れなくなる。そんな刺激を感じると、人は「こんなに心が動くなんて、この人は運命の相手に違いない!」と舞い上がります。

しかし、ここが要注意ポイント!

相手を見てキュンキュンしたり、恋心が燃え上がるようなひと目惚れをしたりする縁のほとんどが、悪縁である確率が高いのです。

悪縁を引き当てるということは、わざわざ不幸に足を踏み入れることと同じです。成長するための難なら乗り越える甲斐もありますが、最初から経験しなくていい難は避けるべきです。

人はみんな、幸せになるために生まれてきているのですから、突然の不幸に見舞われることはあっても、自ら進んで不幸な道を選ぶことは避けるほうが得策です。

それにもかかわらず悪縁を引いてしまうケースはたくさんあります。 

なぜなら、悪縁からは甘くておいしいそうな香りがするからです。無意識に吸い寄せられてしまうような、麻薬的な魅力があります。

一方、良縁は地味で目立たなく、「一緒にいるすべての時間がワイワイと盛り上がって楽しいわけではないけれど、まったく苦しくもないから何時間でも一緒にいられる」という穏やかさがあります。

もし、今のパートナーとひと目惚れがきっかけで結びついていたり、気になる相手を見るたびにキュンキュンしたりするなら、悪縁の可能性は高まります。

その場合は縁から一歩引いて、「もしかしたら悪縁かもしれない。私はこの人の何に惹かれたんだろう?」と冷静な目で分析してみてください。

彼の何が、あなたを引き付けたんでしょう。甘くておいしいけれども、何の栄養もなく、むしろ健康をむしばんでしまう食べ物のように、あなたが成長するために必要で大切な何かは、そこにはきっとありません。

「キュンキュン」しているならば、あなたの「欲望」が刺激されているのではないでしょうか。

 

不幸な道を、あえて選ぶ必要はない

神様は、キュンキュンする一時的な刺激に翻弄されず、美しい魂を見極める力がある人に目をかけてくださいます。そして、自分の魂に磨きをかけ、人間性を高めていく人を「よく頑張っているなぁ」と応援してくださいます。

恋愛も結婚も、今より不幸にならないためにするものです。わざわざ自分でいばらの道を進まないようにしてください。

好き、嫌いの一時的な感情に支配されると、判断を間違えます。ラブラブ、ドキドキ、キュンキュンを、危険信号だと感じる冷静さを忘れずにいましょう。

<まとめ>
・運命的な縁には悪縁も良縁もある。
・良縁を見極める嗅覚を育てよう。

【著者紹介】
中井耀香(なかい・ようか)
1964年生まれ。古神道数秘術家。和暦を使った日本人に合う開運方法を伝える。20代より、さまざまな占いを学び、本当に効果があるかを毎日実践。その結果をもとに「難を避け、運がよくなる」方法を多数発見する。公式LINE@「@nakaiyouka」では最新の開運情報を無料で配信中。

 

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