苦労をしても報われない人と、ラクラクと成功する人は何が違うのでしょう?

 

女性

 

がんばっているのに報われないのはなぜ?

 

「がんばれば報われる」と人が信じているのはなぜでしょう。それは、教訓的な昔話や偉人の苦労秘話などから、「大変な思いをしないとうまくいかない」という価値観を植えつけられてしまっていることが原因である可能性が高いと考えられます。成功者の我慢や苦労が美談として語られるので、がんばるほどうまくいくような気になってしまい、ついがんばりすぎてしまうのでしょう。

このような考え方が強いと、「がんばらないとうまくいかない」という焦燥感が現れることがあります。結果、自らや周りに過剰ながんばりを課すことで、「うまくいかないのではないか」という不安を軽減させているということもあります。

しかし、当たり前ですが、とてつもない努力をしても日の目を見ない人がいる一方で、さほど努力をしなくても成功する人も大勢います。つまり、目標達成のために大切なのは、最適ながんばりであって、がむしゃらな我慢や苦労ではないのです。

 

「がんばらなければいけない」という考えを見直して

 

「つらくてもがんばることが偉い」と思っていると、あえて苦しい経験ばかりを選択してしまいます。たとえば、手を抜いていいところですごく努力したり、仲良くしなくてもいい苦手な人に気を遣いすぎたり。心当たりはありませんか?

そもそもなぜがんばるのかというと、多くの場合、目標を実現するためです。つまり裏を返せば、きちんと目標に近づいているのなら、がむしゃらにがんばる必要はないはずです。

目標達成に不必要な、もしくは方向性が間違っているがんばりを続けていませんか? また、特に目標がないのにがんばりすぎているということはないでしょうか?

「がんばらなければいけない」という考えは、一つの価値観に過ぎません。「本当はがんばるのが好きではない」ということであれば、「がんばらなくてもいい」を新しい価値観にしましょう。取り入れたい価値観はあなたが決めていいのです。

 

楽しむこと、ラクをすることを自分に許そう

 

つらいがんばりをやめられない人の中には、楽しむことやラクをすることに罪悪感がある人がいます。必死にもがいていないと、充分にやった気がしないのです。

しかし、同じことでも楽しくできるほうが合理的で、ポジティブな影響が増えます。誤解しないでいただきたいのは、「楽しい・ラク=手を抜いている・サボっている」ではないということです。はたから見ると努力しているように見えても、本人が前向きに行動しているのであれば、苦しい経験にはなりません。

もし、楽しいだけではエネルギーが余ってしまい、充実感がないということであれば、余った時間で楽しめることを始めてみましょう。すると、楽しくてラク、しかも充実感もあるという、夢のような状態を実現できます。

楽しんだりラクをしてもバチはあたらないので、ラクすることを自分に許してください。そして、わくわくするような素敵な体験をしていきましょう。

 

 

『PHPスペシャル』1月号より

 


 

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本記事は、PHPスペシャル2019年1月号特集「がんばらなくて、大丈夫」より、一部を抜粋編集したものです。

 

【著者紹介】

清水あやこ(しみず・あやこ)

株式会社ヒカリラボ代表取締役。気軽で簡単にできる心理ケアをモットーに、オンラインビデオカウンセリングやアプリを開発する。著書に『女子の心は、なぜ、しんどい?』(フォレスト出版)などがある。