「自分のことが好きなれない」という人は多いようです。それはなぜでしょう?原因がわかれば、今の自分を好きになれるヒントが見えてくるかもしれません。

 

ochikomi.jpg

 

完璧を目指していませんか?

一つ目の理由は「過剰な努力」です。

理想の自分になるために完璧を目指してしまうと、できないことがある今の自分を許せなくなり、自分を好きになることから遠ざかってしまいます。

理想の自分になろうとせっかく努力をしているのだから、まずはそのがんばりをほめて、認めてあげませんか?完璧にやろうとすると、「まだまだ足りない」と自分に厳しくなってしまいます。

 

今できることを一つずつ積み重ねて

そもそも、いきなり完璧を目指すのはハードルが高すぎます。高く掲げたハードルを飛び越えるために、限界を超えた努力をするのではなく、今できることを毎日一つずつ積み重ねていけばいいのです。ハードルを高く設定しすぎると、「いつまで経っても飛び越えることができない」と自分を否定するようになってしまいます。

 

自己評価のハードルを下げてみて

「できないこと」ではなく、「できたこと」を認めて自分をほめる。目標には到達できなかったとしても、「ここまではできたからよしとしよう」と、できたところまでを評価するなど、自分を評価するハードルを下げてみましょう。

 

その理想像は、あなたが本当に求めているもの?  

二つ目の理由は「目的を間違えている」からです。

今の自分を否定してまで目指している理想像は、果たしてあなた自身が本当に求めている姿でしょうか? 他人があなたに求めている理想像ではありませんか?

もし、あなたが目指している理想像が、自分の本心から生まれたものではなく、他人の期待に添うことを優先して作り上げてしまったものなら、いくら努力をしても他人を喜ばせるだけで、達成感を味わうことも、自分を好きになることも難しいでしょう。

 

他人の評価を気にせず、自分のペースで歩こう  

本来、人生の目的とは、自分のために設定するものです。自分の素質や才能に合った努力をすることは、自分を大切にすることにつながります。そして人生は、ほかの誰かのペースではなく、自分のペースで歩いていくものです。

他人からの評価を気にして設定した人生の目的が自分と合わずにつらいなら、手放してみましょう。そして、「自分を喜ばせることは何か?」「自分が本当にやりたいことは何か?」を考えてみてください。人生への納得感や、生きている実感が生まれるはずです。

 



『PHPスペシャル』5月号より

 

spcover1905.jpg

 

本記事は、PHPスペシャル2019年5月号特集【「イヤな自分」がいてもいい】より、一部を抜粋編集したものです。

 

【著者紹介】

斎藤芳乃(さいとう・よしの)

マリアージュカウンセラー。女性の恋愛・結婚の問題を解決する心の花嫁学校・マリアージュスクール主宰。『もっと私らしく生きる最高の方法』(だいわ文庫)など著書多数。