到底届かない理想を追い求めるより、今できることを一つずつ積み上げていけば、あなたはさらに成長することができます。

 

女性

 

他人ではなく自分を優先して

自分のやりたいことを犠牲にしてまで他人を優先してしまうと、自分のことを好きになれなくなります。

他人を優先する意識が強い人は、無意識に他人の機嫌をとろうとしてしまいがちです。本心ではいいと思っていないのに、他人から違う意見が出ると、つい従ってしまうので、いつの間にか他人の言いなりになってしまうのです。

 

心の声を無視せず聞こう

自分の心の声を無視すると、精神的にも疲れが出てきます。そして、自分がなくなってしまうような感覚に陥り、自信が持てなくなります。そうやって自分を後回しにすることが普通になってしまうと、生活も楽しくなくなるのです。

他人の意見は他人のものとして境界線を引いて、自分を最優先していいのです。そして日頃から、他人ではなく、自分の機嫌をとってあげてください。自分の内側に生まれた感情を素直に感じて受け入れたり、自分の「好き・嫌い」の基準で選んでみたり、「こうしたい」という意志を尊重して動いてみてください。

 

「できなかった」ことではなく「いいところ」を見る

自分を好きになれない人は、無意識のうちに自分の悪いところや足りないところにフォーカスしがちです。すると、常に自分のダメなところや失敗してしまったこと、できなかったことなどを悩み、考え続けてしまうようになり、苦しくなります。

このネガティブなループにはまってしまうと、自分の素晴らしいところや美しいところ、いいところがまったく見えなくなってしまいます。すると、他人からいいアドバイスや意見、高評価を受けても、耳に入ってきません。そして、さらに自信をなくして自分を否定するというループから抜け出せなくなります。

 

短所も長所もあるのが自分

人には本来、悪いところもあればいいところもあります。悪いところだらけの人がいないように、いいところだらけの人もいません。悪いところもいいところもあるのが人間です。その両方を受け入れたうえで、自分のいいところにフォーカスして伸ばしていくようにすれば、自然と自分のことを好きになれるはずです。

 



『PHPスペシャル』5月号より

 

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本記事は、PHPスペシャル2019年5月号特集【「イヤな自分」がいてもいい】より、一部を抜粋編集したものです。

 

【著者紹介】

斎藤芳乃(さいとう・よしの)

マリアージュカウンセラー。女性の恋愛・結婚の問題を解決する心の花嫁学校・マリアージュスクール主宰。『もっと私らしく生きる最高の方法』(だいわ文庫)など著書多数。