お金に困らない人の共通点は、生きたお金の使い方をして、無意識の浪費をしないこと。それは普段の小さな習慣に現れます。お金持ちはしない、いますぐ捨てたい悪習慣とは――。

 

女性

 

正しい使い方、知っていますか?

 

お金の使い方には3つの種類があります。それは「消費」「浪費」「投資」です。

 

・消費 (減らすべき!)…衣食住に使う、生活に必要なお金。計画性を持って、無理のない形でできるだけ抑えたい。

・浪費 (減らすべき!)…暇つぶしのゲームやギャンブルなど、快楽のために使うお金。言うまでもなく、減らすべきもの。

・投資 (増やすべき!)…資産運用などのほか、自己研鑽のための勉強、健康のための運動、教養を深めるための趣味に使うお金も「投資」。ここにどれだけお金を使うかで、将来に差がつく。

 

お金に苦労しない人は、普段から「消費」と「浪費」をできるだけ抑えて、その分を「投資」に回しています。「投資」といっても、株などの金融商品を買うとは限りません。1年後、3年後、10年後の自分のためになるものやことにお金を使うのもれっきとした投資です。

どういうお金の使い方をしているかは、日ごろの小さな習慣に現れます。私がいままで多くのお金持ちを見てきて気づいた、貯まる人が決してやらない、消費・浪費が増えるNG習慣を紹介していきます。

 

こんなNG習慣はいますぐクシャクシャのポイ!

 

まず、思考を変えると、自然と行動が変わります。行動が変われば習慣が変わり、その積み重ねで将来が変わります。お金が貯まらない悪い習慣を知って、思考や行動、習慣を変えていきましょう。

 

【NG1】2~3分の遅刻ならセーフという“自分ルール”

「2~3分の遅刻は誤差の範囲内」「1日くらい遅れても何とかなる」と、時間や期限を守る意識が甘い人がいますが、時間にルーズな人は、お金にもルーズ。「100円くらい、いいか」などと、お金も無自覚に浪費しています。小さな浪費が積み重なって、大きな浪費になるのです。

 

【NG2】「お金がないから買えない」と考える

「欲しいものがあるけど、お金が足りないから買えない」と考えると、その商品の魅力を過大に感じ始め、ますます欲しくなってしまいます。ものを買わない理由をマイナスにとらえず、「いまの自分には必要がないものだ」と、ポジティブにとらえれば、不思議と購買欲はおさまります。

 

【NG3】すぐに「すみません」と言ってしまう

謙虚ですぐに謝る人というのは、相手に流されやすい人ということでもあります。誘いやセールスを断りきれず、お金を浪費してしまいがち。「すみません」を口ぐせのように言うのをやめ、「こんにちは」や「ありがとう」といったほうがよい場面がないか、振り返ってみましょう。

 

【NG4】財布のお金がなくなって月に何回もATMに行く

計画的にこまめに下ろすという利用法ならOKですが、多くの場合、無計画に使って、気づいたら財布にお金がなく、あわててATMへというパターンです。私はお金を貯めるために、その月に必要な額を一度にまとめて下ろし、それ以上は使わないようにしていました。

 

【NG5】人気ランキング、口コミ情報を欠かさずチェック

レストランに行くときや、通販で買い物をするときに、人気ランキングや口コミ情報は役に立ちます。しかし、いくら他人の評価が高くても、あなたのニーズに合っているとは限りません。他人の感想に頼りすぎず、自分自身でものの善し悪しを判断する力をつけましょう。

 

【NG6】使いこなせないのに高機能・高性能のものを買う

家電やパソコン、スマホなどを買うときは、最新・最上位の機種が欲しくなるもの。しかし、本当に必要な機能・性能で、値段に見合ったものか、よく考えましょう。私は"機械もの"にあまり関心がないこともあるのですが、標準装備、必要最低限の機能のものしか買いません。

 

【NG7】靴や寝具選びを軽く考えて安いものしか買わない

お金持ちは、かばんや靴、財布に気を遣いますが、とくに金額に妥協しないで選ぶべきなのは靴。靴は体に触れている時間が長く、疲れ方に大きな影響を与えます。いい靴は、健康への投資になるのです。同じ理由で、ベッドなどの寝具も、品質・使い心地重視で選びましょう。

 


 

『PHPくらしラク~る』 5月号より

 

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本記事は、PHPくらしラク~る2019年5月号特集【捨てたら、100倍ラクに! 「家事半分」術】より、一部を抜粋編集したものです。

 

【著者紹介】

田口智隆(株式会社ファイナンシャルインディペンデンス代表)

1972年生まれ。28歳のときに自己破産寸前まで膨らんだ借金を、徹底した節約と資産運用によりわずか2年で完済。現在は、マネー・カウンセリングやお金に関する講演活動を行なっている。『お金が貯まる人が捨てた37のこと』(廣済堂新書)など著書多数。