家がすぐ散らかるのは収納場所がないから? 生活動線が悪いから? いいえ、答えはあなたの心のなかにあります。

 

鞄と小物

 

物事に振り回されている!?

 

週末に家じゅうを片づけても、たった1日で元通り、またすぐに散らかるのはなぜなのでしょうか?
じつは片づけが苦手な人の多くは、明確なライフスタイルのイメージがない人が多いのです。このような人は、朝起きてからの行動がすべて受け身になりがちです。
例えば、今朝の気分で服を迷ったり、朝食の食器を放りっぱなしで外出して帰宅後にうんざりしたり、ポストに入っていた特売のチラシに心が動いたり……。
受け身でいると物事につねに振り回されてしまいます。

 

"姿勢"が変われば体が動く!

 

すぐ散らかる状態を断ち切るには、自分のライフスタイルを明確にして、自発的に動くことです。目指すべき目的があれば、前日の夜のうちから服を選んでおいて、朝食の食器も片づけられて、ポストのチラシに心が動くことなく瞬時に取捨選択ができます。
まずは自分の素直な望みを見つめてみましょう。「家族とこんな時間を過ごしたい」とか、「趣味の時間を持つためのスペースが欲しい」とか。うまくイメージできたなら、体が勝手に動きだすはず。

 

片づけられない人は「受動的」になりがち! あなたは大丈夫?
・ライフスタイルのイメージがない
・目の前のことをとりあえずこなしている
・できないことに目を向けてしまう

 

片づけられる人は「自発的」に動く! こんな人になろう
・自分が目指すライフスタイルがある
・先のことを考えて動いている
・できることに目を向けている

 

「ダメ行動」チェック!

 

ついついやってしまう「ダメ行動」を、朝と夜に分けて見直してみましょう。

 

1分片づけのコツ

・あと回しにしない…そのときやればすぐ片づいたものが、時間をおいたことで、散らかりすぎて手に負えなくなってしまう。「あとでやろう」が、余計に片づけを大変にしてしまうのです。

・「いつやるか」決める…すぐにできないときは、自分にとって効率的なタイミングを考え、「いつやるか」を決めましょう。「いつかやろう」とボンヤリ考えていると、結局、できなくなってしまいます。

 

【朝】

 

・食後の食器が放りっぱなし→必ずする行動にプラスする

お茶を沸かしながら食器を洗うなど、朝にしている行動と組み合わせることで、家事の効率化が図れます。同時進行なら、わざわざ時間をとる必要がありません。

 

・メイク道具やドライヤーが散乱→「使ったら戻す」を習慣に!

とくにメイク道具はちょい置きや出しっぱなし、キャップの閉め忘れなどが多いもの。“なんとなく”ではなく、動作を最後までやり切るよう心掛けると、片づけ意識が定着します。

 

・使わない服や靴が散らかる→事前に決めて余裕を

洋服選びは「いつ」やるのが効率的かを考えましょう。その日の目的(仕事や友達との食事など)を前の夜に明確にしておけば、あとはそれに沿ったコーディネートを決めるだけ。

 

【夜】

 

・買い込んだ日用品が山積み→記憶があるうちに片づける

とりあえず玄関に置いたものがずっとそのまま、なんてことありませんか? あと回しにすると記憶が薄れます。帰宅後すぐ、行動力が残っているうちに片づけてしまいましょう。

 

・あちこちで脱いでそのまま→定位置を決めておく

脱いだあと、洗濯するものはすぐさま直接洗濯機へ。洗濯しない上着などは決まったハンガーを用意し、必ずそこにかけるなど、それぞれに合わせた定位置を決めましょう。

 

・取り込んだままその場に放置→面倒なことをやめて簡単に!

毎日使うものはいっそのこと、出しっぱなし収納にしたり、自分のものは自分で片づける方法に変えてみたりするなど、収納場所、片づけまでの行動を簡単、明確にしましょう。

 

・寝室と関係ないものがあふれている→不要なものは持ち込まない

寝室は寝ることに集中できる空間に。寝具が整えられていると、心が安らぎ、自分に対するイメージ(セルフイメージ)も高まるため、物事を積極的に考えられるようになります。

 


 

「PHPくらしラク~る」 10月号より

 

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本記事は、「PHPくらしラク~る」2019年10月号特集「1分片づけ術」より、一部を抜粋編集したものです。

 

【著者紹介】
伊藤勇司
空間心理カウンセラー。日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラー。片づけの悩みを心理的な側面から解決している。『1日3分で貧乏神を追い出す「すごい捨て方」』(PHP研究所)など著書多数。