人の意見や常識に右往左往するのは、「自分」がないからかもしれません。問いかけるだけで自分軸ができる「質問」をご紹介します。

 

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心が迷子になるのは「自分」を知らないから

 

自分の気持ちを粗末に扱っていないでしょうか? 本音を押し殺して、自分をごまかしていないでしょうか? 本当の幸せを手にするには、他人ではなく自分が何を感じ、何を望み、何を大切にしているかを知る必要があります。
しかし、もっとも身近にいるのに、自分自身のことはよくわからないものです。そこで、これから紹介する4つの質問に答えてみてください。一つひとつの質問に回答していくうちに、本来の自分を取り戻すことができます。そして、余計な気持ちが自然と剥がれ落ちて、ラクな気持ちになれますよ。

 

質問1 うまくいっていることは何だろう?

 

人は「ダメなところ」を見つけるのが得意です。それには理由があって、悲しいことや危ないことを見逃してしまうと命にかかわるので、よく目につくようにできているんですね。だから、つい反省をしてしまうし、自分も他人も責めてしまいます。
しかし、魚が空を飛ぶ努力をするよりも、もっと上手に泳げる努力をしたほうがいいように、「ダメ」を改善するよりも、「うまくいっている」ことを伸ばすほうが自然ですよね。そのほうが気持ちもラクです。

 

質問2 どんな気持ちだろう?

 

「いつも前向きでいなくては!」のように、ポジティブは良くて、ネガティブは悪いと思っていませんか。感情には良いも悪いもないのです。悲しいときには悲しくていいし、イヤなものはイヤ、イライラするときも、怒りたいときも、その感情を大切にすればいいのです。湧き上がってくる思いがあるのに、それを押さえつけようとするから、心が迷子になります。表に出すかどうかは別にして、自分の気持ちを大切に感じましょう。

 

質問3 毎日の中に、どんな「幸せ」がある?

 

夢は叶うと現実になります。そして、人は慣れる生き物です。もしかすると、今、当たり前にここにあるものは、昔のあなたや別の誰かにとっては、とても羨ましいものかもしれません。「もっと」と上を目指し続けることもいいのですが、「ここにある幸せ」に気づくことができなければ、いつまでも、どんな状態になったとしても、幸せを感じることはできないでしょう。また、初心に戻ってみると、グチよりも感謝が生まれるかもしれませんね。

 

質問4 誰に、どんな「ありがとう」を言いたい?

 

今の自分がいるのは、誰のどんなかかわり合いのおかげでしょうか。自分にいいものを与えてくれた人はもちろん、そうでないものを与えてくれた人もいるかもしれません。そのときは、つらい思いや悲しい思いをしたかもしれません。しかし、その経験があったからこそ気づけたことや、乗り越えられたことだってありますよね。感謝をするからこそ、自分の中で整理がつけられることもあるのです。

 

【著者紹介】

河田真誠(かわだ しんせい)
質問家。生き方や考え方、働き方などの悩みや問題を、質問を通して解決に導く「しつもんの専門家」。企業での研修、学校での授業、一般向けの講演を行なう。主な著書に『人生、このままでいいの?』(CCCメディアハウス)、『私らしく わがままに 本当の幸せと出逢う 100の質問』(A-Works)などがある。

セミナーのお知らせ

人の目を気にせず「自分らしく」生きる練習
2020年1月19日(日)13:00~15:00
場所:PHP研究所・京都本部 7Fホール

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「PHPスペシャル」1月号より

 

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本記事は、「PHPスペシャル」2020年1月号特集より、抜粋編集したものです(構成:編集部)