言葉は考え方や行動を変え、人との関係を変えていきます。

 

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7万人を見てきてわかった言葉の力

 

私はこれまで執筆や講演活動、コンサルタントなどの仕事で7万人以上の方にお会いしてきましたが、幸運を引き寄せる人は、発する言葉がポジティブで、周囲を元気にしたり勇気を与えたり、和ませたりしています。無意識かもしれませんが、幸運を引き寄せる言葉を使っているのです。

 

言葉が現実を作り上げていく

 

言葉と行動はつながっています。これを言い換えれば、何かが生じたときに、どう捉えてどのように言葉にするかで、行動が決まっていく。「言葉が現実を導く」のです。運がいい人は、たとえ現実は厳しくても、「乗り越えられないことはない」と受け止め、「大丈夫!」「これも勉強だ」とプラスの言葉を口にします。自分を鼓舞し、周囲に苦難や悲哀を伝染させるようなことはしません。

マイナスの言葉を発すれば、あなたの大切な人たちは、心配してなぐさめてくれるでしょう。でもそれは、不安や焦りなどを相手に押し売りしているようなもの。本当のところ、誰だって落ち込むような話は聞きたくないものです。愚痴や不平不満など、マイナスの言葉が多く出るようになると、大切な人たちは離れていきます。一方、プラス言葉を口にすると、周囲も、「あの人ならできる」「きっといい結果が出る」と、良い方向へ導くアドバイスや応援などの力添えをしてくれるようになります。

 

運は人間関係に左右されるもの

 

仕事に限らずプライベートでも、チャンスやヒント、お金や縁は人が運んでくるものです。人とのかかわり抜きに、暮らしを営むことはできません。「運命は自ら切り開くもの」とよく言われますが、人間関係抜きに運命を変えることはできないのです。プラスの言葉を使えば、自分を取り巻く環境もどんどんプラスに変わっていく!

運命のカギは人間関係が握っています。プラスの言葉を口にするように心がけると、価値ある情報やチャンス、素晴らしい人とのつながりが生まれ、物事がうまく運んでいきます。そしてまた、いい出会いが生まれるのです。

 


 

「PHPスペシャル」5月号より

 

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本記事は、「PHPスペシャル」2020年5月号特集【いい「人づきあい」が幸せを呼ぶ】より、一部を抜粋編集したものです。

 

【著者紹介】
臼井由妃(うすいゆき)
1958年、東京都生まれ。33歳で結婚後、病身の夫に代わり会社経営を担い、独自の発想法と行動力でヒット商品を次々に開発し、通販業界で成功を収める。現在は、経営者、文筆家、講演家として活躍。『やりたいことを全部やる!メモ術』(日経ビジネス人文庫)など著書多数。