何気なく口にする言葉が幸運を引き寄せてくれます。口グセにしたい4つのフレーズとは?

 

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「チャンスはピンチの顔をしてやってくる」

 

私が知る限り、「成功者」や「お金持ち」と言われる人が頻繁に口にするのは、「私は運がいい」という言葉です。

旧知の仲である貿易商のNさんは、2008年9月15日のリーマンショックの際、売り上げの3割を占めていた取り引き先とのビジネスが滞り、資金調達に窮する事態になりました。

長年、輸出入を生業としてきた彼でも、そこまでの金融危機は想定していなかったでしょう。驚きは隠せないはず。でも彼は、愚痴を漏らさず泣き言も言わず、「大丈夫!」と涼しい顔で、事態の収拾にあたったのです。

「本当に大丈夫なの? 私で役に立てることは何でも言って」と伝えると、「ありがとう! 臼井さん、これも勉強だから。それに『チャンスはピンチの顔をしてやってくる』って臼井さんが言っていたじゃないですか!?」と、私の開運言葉まで持ち出し、笑い飛ばしたのです。

結果、「私は運がいい」というべき展開に変化。彼の会社は見事に立ち直りました。「大丈夫!」「私は運がいい」は、間違いなく「開運言葉」なのです。

 

「ご縁を感じます」

 

あなたの好きな物事に共感したり協調できたりする人は、育った環境や年齢、仕事や立場の違いがあったとしても、出会うべき運命にあったということ。そこに理屈や理由などが入り込む隙間はありません。考える必要などないのです。

縁や運は感じるもの。ですから、自ら「ご縁を感じます」と切り出しましょう。相手も同じ思いに気づき、生涯にわたる友人になれます。

 

「ありがとうございます!  勉強になりました」

 

イヤなことを言ってくる人には、人から注目されたり、特別扱いされたりしたいという気持ちが少なからずあります。「面倒だな」「うるさいな」と思うときでも、満面の笑顔でこのフレーズを言うと、相手の心は穏やかになります。

そして、あなたを非難しようとか、いじめてやろうという気持ちがなくなり、味方にすらなってくれます。大人の対応をするそんなあなたに、周囲は一目置くでしょう。

 

「変身!」

 

ミスやトラブルが続くときは、気持ちがふさぎ、楽しいはずの出会いの場も気分がのらないもの。

だからと言って避けていては、事態は変わりません。そういうときほど、人に会い、元気をチャージしましょう。

ただし、憂鬱さを漂わせていては、人も運も逃げていきますから、人に会う前に鏡に向かって、戦隊ものの決めポーズやガッツポーズをしながら、「変身!」と声にします。すると、元気印の自分が戻ってきます。

 


 

「PHPスペシャル」5月号より

 

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本記事は、「PHPスペシャル」2020年5月号特集【いい「人づきあい」が幸せを呼ぶ】より、一部を抜粋編集したものです。

 

【著者紹介】
臼井由妃(うすいゆき)
1958年、東京都生まれ。33歳で結婚後、病身の夫に代わり会社経営を担い、独自の発想法と行動力でヒット商品を次々に開発し、通販業界で成功を収める。現在は、経営者、文筆家、講演家として活躍。『やりたいことを全部やる!メモ術』(日経ビジネス人文庫)など著書多数。