限りある人生の時間を、あなたは誰と過ごしたいですか? その人間関係が本当に必要かどうか、考えてみましょう。

 

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気が乗らない人付き合いを続けていませんか?

ママ友付き合いや、腐れ縁だから続けているけれど、本当は苦手な学生時代の友達との付き合いなど、実は気が乗らない人付き合いや会合ってあるものです。惰性で参加しているLINEのグループチャットや、本当は好きでもない友達との交際は、やめていいのではないでしょうか。

「楽しいフリ」は自己肯定感を下げる

私自身、「行かないと悪いかな?」「もう誘ってくれなくなるかも」と、一時はこうした会合に毎回参加していました。しかし、会うたびに「なんだか時間の無駄だな」と感じ、だんだん憂鬱になっていったのです。「話すことがないな……」と思いながら、周りの話をただ惰性で聞いている。「つまらないな」と思っているのに楽しいフリをしていると、だんだん自分への信頼感も下がっていきます。

人生で大切なのは、誰に囲まれて生きるか?

人間は、「誰に囲まれているか」が最も重要かもしれません。ドロップボックスの創業者のドリュー・ヒューストン氏は、マサチューセッツ工科大学(MIT)の卒業式のスピーチで、「人生のカンニング・ペーパー(Cheetsheet)に書かれている三つのこと」という話をしました。「人生はあなたが最も多くの時間を過ごす5人で決まる」と彼は言います。誰と付き合って、誰と付き合わないかが、この短い人生を決めるのです。

残りの人生を誰と過ごしますか?

それと同時に、ヒューストン氏の話には「3万」という数字も出てきます。これは、人生は大体、3万日しかないということ。MITの卒業生に対しても、「君たちはもう8千日使ってしまっている。残りの人生をどう過ごしますか?」と問うています。

「限りある人生を過ごすうえで、自分の周りに誰を置くか?」は非常に重要なことなのです。

 


 

「PHPスペシャル」7月号より

 

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本記事は、「PHPスペシャル」2020年7月号特集【心がラクになる「やめる」習慣】より、一部を抜粋編集したものです。

 

【著者紹介】
野本響子(のもときょうこ)
編集者、ライター。出版社勤務を経て、マレーシアに移住。現在は、オンラインサイト「マレーシアマガジン」編集長のほか、PRや教育、旅行事業などに従事。著書に『日本人は「やめる練習」がたりてない』(集英社新書)などがある。