自分のことを認めて眠りに就けば、翌日はまた、充実した一日を過ごせます。


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心は言葉で作られていく


あなたには寝る前にどんな習慣があるでしょうか。いろいろな習慣があると思いますが、一日の最後である寝る前に、5分でもいいので自己肯定感をアップデートする習慣が身につくと、人生はおもしろいくらい激変していきます。

私たちの体は食べたもので作られていますが、心は言葉で作られていきます。よりよい言葉を大量に浴びせることで、私たちの心は作られていくのです。特に、寝る前に自分を認める言葉をつぶやくと、心が育ち、自己肯定感が上がっていきます。

なぜ寝る前に焦点を当てるのかというと、私たちは365日、眠らない日はほぼないからです。寝る直前に自己肯定感を上げる習慣が身につけば、「今日も自己肯定感を上げるぞ」とがんばることなく、「気づいたら自己肯定感が上がっている」という状態を作り出すことができます。

自己肯定感が高い人は、寝る前の過ごし方が違います。落ち込みながら寝てしまうと、次の日に気持ちのいい朝を迎えることができないと知っています。そこで、その日、嫌なことがあったとしても、寝る前にしっかり気持ちを切り替えて、次の朝まで負の感情を持ち越さないようにしているのです。


寝る前に「私は私だもんね」とつぶやいてみよう


人生は、良いことばかりではありません。ときには、つらくてくじけそうになることもあるでしょう。うまくいかないときに大切なのは、気持ちを切り替えることと、人と自分を比較しないことです。

自己肯定感が下がるのは、自己否定をしてしまうからです。うまくいかないときは、「私は何をやってもダメで、うまくいかない......」と思いやすいものです。そして、自己否定が習慣になってしまうと、自分のことが嫌いになり、自己肯定感はどんどん下がっていきます。

気持ちを切り替えるためには、「私は私だもんね」と口に出すことです。「私は私」だと思うことで、他人や物事、出来事と自分との間に境界線を引けます。一本の線を引くと、周りと比較して自分を責めることも減ります。

たとえ周りから厳しいことを言われても、指摘を受けているのはあなたの「行動」であり、あなたの「人格」ではありません。

あなたはあなたです。ほかの誰にもなれませんし、ほかの人もあなたにはなれません。どんなに落ち込んだとしても、一日の終わりには気持ちを切り替えましょう。




「PHPスペシャル」8月号より


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本記事は、「PHPスペシャル」2020年8月号特集【いい「口ぐせ」がいい人生をつくる】より、一部を抜粋編集したものです。


【著者紹介】
古山有則(こやまあきのり)
メンタルトレーナー。心を鍛える「古山塾」主宰。独自のメンタルトレーニングを編み出し、自己肯定感を上げるメッセージを多くの人に届ける。恋愛、復縁、人間関係についてのアドバイスを紹介するインスタグラムも人気。著書に『嫌いな人がいる人へ』(KADOKAWA)がある。